(十字軍の歴史) 
十字軍は、キリスト教圏の諸候からなる大規模な連合軍として知られており、第1回から第7回まで派遣されました。 
もともとはエルサレムの奪還を目的としていた十字軍でありますが、後には、正統なキリスト教徒から見た異教徒やローマの教皇庁から異端とされた教会や地方の討伐軍をも十字軍と呼ばれるようになりました。 
また十字軍の遠征に伴い民間の巡礼者の運動も活発化し、多くの人々がエルサレムへと向かいましたが、その純粋な信仰心が報われることはほとんどなく多くが途中で命や財産を奪われました。 
一方では十字軍は、東方の文物が西ヨーロッパに到来するきっかけともなり、これ以降盛んになる東西の流通は、後のルネサンスの時代を招く大きな要因となりました。 
なお、十字軍はイスラム側や東方正教会側からは、単なる略奪者として考えられました。