歌舞伎町に飲まれた女

歌舞伎町に飲まれた女

数年前、私は歌舞伎町で1人のホストと出会った。
それをきっかけに、私は歌舞伎町に飲まれていった。

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これは数年前の話。


まず始めに、私はホストは大金を稼げないと
行ってはいけないところであり、
また、自分はきっとハマりやすいと思っていて、
ずっと踏込まないでいた。

勤務先が新宿にあり、
帰宅途中に買い物や食事に行く事は多かった。

終業時間である夜18時以降ともなれば、
街は客引きのホストで溢れていた。


私はブランド好きという程ではないが、
それなりの値段がする品が好きで、
当時はバッグやアクセサリー等、
一目で高いとわかるものを身に付けて出掛けてた。

彼らからすれば、標的でしかなかっただろう。
それでも、私はしつこい客引きのホスト達を
毎日のように無視し続けてきた。


いつものように、終業後に友人と食事をした帰り、
あるホストに声をかけられた。

「お酒、飲みに来ない?初めてなら安くするよ。」

私も友人も、程良くお酒を飲んだ後だった。
アルコールのせいで気分が良かったからか、

その誘いに、乗ってしまった。