中学受験は親が9割 | 0歳からの早期教育@西洋占星術&九星気学/25年中学受験

0歳からの早期教育@西洋占星術&九星気学/25年中学受験

あらゆる早期教育、教育法を試して子どもにぴったりの接し方や、育て方を日々考えています。勉強中の西洋占星術&九星気学の視点からもより良い教育、子育てを考えてます。

次男に読み聞かせる絵本を借りるために、毎週図書館へ行きます。

 
プロ家庭教師である西村則廉さんのこちらの本がありました。
 
 
 
当時本屋さんにも平置きされており、中学受験界隈では有名な本なので読まれた方も多くいるのではないでしょうか?
 
私は読んだことはありませんでしたが、中学受験を知る上ではこれ以上ないほど情報が網羅されている本だと感じます。
 
長男も5年となり、中学受験に関することは知っていたつもりでしたが新たな発見もあり、私はこの本にある内容を長い時間をかけて集めてきたことを考えると、改めて餅は餅屋というか、中学受験のことは中学受験のプロの話を真摯に聞いて対策を練るというのが、時間の無駄もなく一番の近道なのだろうなと感じます。
 
 
まず、冒頭で夫婦の会話を例にあげているのですが、
 
・学校の成績がいいから難易度の高い私立に行ける
・付属に入ればあとは楽
・理系は父、文系は母が教える
・本人が塾に行きたいと言ったから行かせる
・とりあえずSAPIX
・スポーツと塾は両立できる
 
当然ながら、これら全て疑問符をつけられてます。
 
まず、学校の成績がたとえ満点をとれても、何の対策もなく中学受験をすれば100点中10点くらいしか取れないだろういいます。
 
今、5年次の長男のテキストを見ても、確かにそうだろうなと感じます。特に算数などは、長男が10分あれば解ける問題数は、私が取り組めば目を通して考えてみるだけでゆうに3時間はかかるだろうという思うものばかり。
難関中学に限らず、一見無名にも思える私立中学の過去問でさえ私には歯が立たないのです。
 
もちろん中学受験のテストはベースに学校で習った内容があって、その範囲内の問題であるはずですが、完璧にそれらを分かっていて、かつ地アタマがどれほど良いとしても、偏差値50以上の学校にも受からないだろうと、西村先生は語られてます。
 
おそらく塾に入る前、このような話を聞いても、実感が伴わなかったように思いますが、今ならよく分かるのです。
 
中学受験は地アタマだけで乗り切れるようなものではないし、
ましてや早期教育をしたらからといって、周囲に大きく差をつけられるようなアドバンテージを得られるものでもない
最難関中学、難関中学に塾なしで行こうと思う、あるいは5年や6年からの塾通いで行こうとするのは、普通の子にとってはリスクしかないのです。塾のカリキュラムはどこも3年生の2月から。奇をてらわず、お金をケチらず、やはりそこはスタンダードを目指すべきだと思います。
 
低学年のうちは、勉強も難しくなく、親は少し子供がテストでいい点をとれば、「うちの子はできる」と思うのですが、ところがどっこい、5年にもなると一気に難易度が高くなって、親子ともに現実を知る。
「あ、うちの子フツーの子だったわ」と。
 
知識として、富士山は3776mと知っていても、実際に歩いてみなければその高さが想像できないように、中学受験も、実際にテストにおいて求められるレベルを知らないことには、実感できません。
けれども過去問を見ても難しいので、これは自分が勉強していないから解けないだけであって、うちの子だって6年にもなれば解けるのでは?という希望的観測のもと、多くの親は、思考停止状態に陥ってしまう。

星
 
また、子供が自分で「塾に行きたい」と言うから行かせた、という友人もよくいます。
西村先生も本の中でおっしゃっていますが、中学受験をするかしないかを決めるのは、子供ではなく家庭の方針だと私も思います。

今は何でも、子供に決めさせるのが自主性を育てるかのように考えられている節があります。私も長男に腹が立つと、たまに「勉強まじめにしないなら、公立に行ってもいいのよ」みたいな、NGワードを投げてしまったりするんですけれど、中学受験をすると決めた以上は、最後まで足並みをそろえて、子供の意志だけに任せずに親がその全責任をとるという覚悟が必要なんだなと思います。
 
なぜなら、中学受験は生半可なものではないから。
それなりに結果を出そうとすれば、肉体的にも精神的にも相当すり減ります。まだ小学生の子供に、そこまで理解して「塾に行きたい」などと言う子がいるのか疑問ですから、「あんたが受験したいって言ったんでしょ!」などと責任をなすりりつける台詞は、口が裂けてもいってはいけないと思っています。
 
だって、考えてみて下さい。

ジャガー横田さんの息子の大維志くんのラストスパートのあの勉強っぷりは、番組を見ていた方にはまだ記憶に新しいと思いますが、あれほどお金も時間もかけて勉強しても、受かったといわれている医学部への内部進学のある中学校の偏差値は、40代前半と中盤だったのです。
(時間に関していえば、密着取材が入ったのはたしかラスト半年くらいだったかもしれませんが、5年からは受験を念頭において6年ほどの密度でないにしても勉強していたという話でした)

結局公立中を選択されたようですが、彼、地アタマは悪くなさそうでしたから、中学受験の過酷さを知らない人にとっては、驚かれた方もいるのではないでしょうか。

星
 
よく、中学受験Q&Aのようなものを見ていると、「何時まで勉強していますか?」とか、「一日何時間の勉強が必要ですか?」とか、「習い事はいつまで続けていましたか?」というようなものがありますが、そんなことを平均化しても、まったく意味がないよなあ、と思います。

その子その子によって、理解度も違えば作業スピードも違うため、人と比べても仕方がない。要は当日までに、試験問題が解けるレベル、その点数で人と闘えるレベルに達していればいいのです。
 
長男は今、成長期もあって眠たいらしく、10時半には寝るようにしていますが、友だちの中には11時、12時まで勉強する子も少なくない。
平日は深夜まで勉強する代わりに、土日は遊ぶと決めている子もいる。
 
平日夜中に近所のコンビニ行ったら、雑誌コーナーで立ち読みする長男の友だちに会ったこともあります。
長男よりもクラスは上で、相当、勉強しているはずなので、おそらく束の間の息抜きなのでしょうね。
そんな話を長男にしたら「アイツ変わってるんだよね。血液型何だと思う?ABだよ。なるほどって思うよね」と、女子のような会話をされて吹き出しました。佐藤ママのブログの中で、子供はコナンくんのようなものだと思って接して下さいね、見た目は子供だけど心は大人とあり、なるほどいい表現だと思います。

星
 
長男はいまだにスイミングは続けています。
塾に行くと当然ながら、頭はものすごく疲れるわけですが、体は運動不足で訛ってしまう。

体が疲れたらすぐに眠れるのに、頭だけ疲れているというのはいわば脳が興奮している状態で、すぐに眠りにつけないということがけっこうあるのです。
そのため、週に1度きりでもスイミングは続けさせたいなあと思っています。長男の場合、その方が眠りにつきやすいようなので。
そうした戦略に関わることは、他人と比べるのではなくて、親子で相談し決めるべき問題です。
 
長男には長男の、次男には次男の戦い方と、進むべき方向性があって、子供の数だけそれはあると思うので、真似るべきところと、自分なりにやった方がよいところの見極めが重要になってくるのかなと思います。

中学受験について熱く語っていたら、本の内容はほとんどレビューせずに終わってしまいました笑

また改めて機会があればまとめたいのですが、読んだことがない方がいればぜひ実際読んでみられてくださいね。