8月6日、晴れ。
図書館へ行く。
何度も席を立ち本を選び何かを模写する爺さんに見とれる。
8月7日、晴れ。
今日もくそ暑い。
風呂上り牛乳を飲もうとしていたら父にビックリされた。
牛乳パックの開け方を知らなかったみたいだ。
今まで爪でガリガリして開けていたらしい。
両側をぎゅっと押しパカッと開ける方法をあたしは誰に習ったんだろう。
8月8日。晴れ。
今日も暑い。バカ。
夏期講習。
つまらなかったのでホットペッパーの焼肉のページを何度も見返した。
ホルモンならこのお店、カルビならこのお店だと比較検討していると脳からドクンと快感の液が出る。
そのまま顔をあげ外を見ると、窓に映っている自分が本当に笑っていて一瞬、凍りつく。
醜い笑顔だった。
うっかり八兵衛は風車の弥七になれないことを知った。
8月9日、曇り。
湿った空気がヘビーだ。
洋服を買いに行く。
店員さんが着ていた白いシャツがかわいかった。
「その白いシャツが欲しいです」と言えずにシャツを探しているふりをした。
店員さんとお揃いの白いシャツを買った。
家に帰って着てみた。
試着してみればよかった。
「馬子にも衣装」という諺はウソだ、人を選ぶ。
8月10日、晴れ時々曇り。
乾いた風が心地よいナイスだ。
町祭り。
人が多すぎる。
この界隈にこんなに人が住んでいるのかとビックリする。
それとも突然、湧いてきたのか。
青ガエルの大発生と変わらぬたちの悪さだ。
道に座っている連中とか踏みつけたくなる。
スーパーボールすくい、今年は36個。
焼きトウモロコシ、昔食べていた甘くない醤油味のトウモロコシを食べたい。
イベント時限定、彼氏あればいいなと思う。
普段、喋らないのに男連れだと喋りかけてくるクラスメートにはイラつく。
連れている男がホスト崩れかギャル男かよくわからん社会人で笑った。
うらやましくなかったと思う。
私はたしかに笑った。
8月11日、晴れ。
涼しい風が吹いていた。
これは今日の日記だ。
ここからは今日だ。
あたしは毎日つけている日記を振り返る。
振り返る。
すなわち反省だ。
きのうより未来のあたしは日記を書いている。
今日より未来の自分に向けて日記を書いている。
今日より未来の自分、君じゃない。
あなただ。
あなたにむけて書いている。
これはあなたが読むんだ。
今日のあたしそれはすなわちあなただ。
今日のあたしは
朝から始まる。
いや、夜明け前に始まっていた。
午前6時に腹が減って目が覚めた。
冷蔵庫からパンと蜂蜜を取出し食べた。
ベッドで寝て食べた。
手がべたついた。
べたつきを忘れるためにもう一度、寝た。
午前10時それが今日のあたしの朝だ。
午前10時に目を覚ました。
歯磨きをした。
過去では横磨きが正しいとされていた。
現在では縦磨きだ。
何が正しくてなにが悪いかよくわからんようになってくる。
時間は進む。
今日の午後1時30分ごろ。
あたしは行列ができるラーメン屋に並んでいた。
一人ではない。
友人の美智ちゃんと並んだ。
並んでいる私達を見て子供が「何で並んでるの?」とお母さんに尋ねた。
お母さんは「馬鹿だからよ」とさらっと言ってのけた。
あたしはおぉぉぉーと云ってしまったけどそのまま並んだ。
午後2時20分。
ラーメンを食べる。
馬鹿そうなギャルが「レンゲください」という。
髭でタンクトップな親父には聞こえていない。
こだわりのラーメン屋でレンゲを所望するのはどうかと思った。
思ったが、馬鹿そうなギャルはもう1度「レンゲください」といった。
おぉおおぉっーって思ったけど。
髭でタンクトップな親父は「あいよ」
あたしも後に続いた。
午後5時。
あたしは家にいる。
ブックオフで「愛のかけら」の初版の帯なしを100円コーナーで見つけた。
その隣に帯あり重版があった。
重版の帯をそっとはずし初版に巻きつけてレジに持って行った。
「愛のかけら」初版で帯ありを100円で手に入れた。
これは万引きなのかドキドキする。
あたしは今
スイカを食べている。
スイカよりメロンが好きだという人は私は信用しない。
スイカを食べ食べ日記を書いている。
三日月に切られたスイカの真ん中にトンネルを掘る。
トンネルの穴から覗き込みながらパソコンの画面を見ている。
小さければ小さいほど穴から見る景色は広く見える。
広く見えれば見えるほど私はそこから逃げ出せなくなるにじゃないかと不安に思う。
そこから逃げ出したい。
犬が私の匂いに気づき吠えてくれるのを待ってはいられない。
穴から抜け出せないと思ったらそこで終わりだ。
嫉妬心それはほんのちょっとの負けるかコノヤローの心が加われば向上心に変わる。
あたしの鼓膜をTheGo!Teamの「Thunder Lightning Strike 」が刺激する。いや刺激している。今日、TheGo!Teamの新譜を買った。。
低温に痺れる内臓の身体感覚、高音にぴりぴりと痺れる皮膚感覚。
それらを同時に感じる。
苦しめる音、楽しませる音、不快にさせる音、愉快にさせる音、全てが頭の中で響いている。
これらの音はそしてあたしに何を求めているのだろう。
何をさせようとしているのだろう。
掻き立てられる音、鎮められるような音、それらの狭間であたしが動けなる事か。
それらの狭間であたしが発狂する事か。
それらの狭間であたしが白痴になる事か。
ああ、何とも落ち着かない。
あたしはさえない声でもいいと思っている。
大声で叫べれば。
絶望と絶叫は似ている。
絶望しなければ絶叫しないし。
絶叫しなければ絶望は晴れない。
あたし試されている?
誰に?
神様?
試すな神様。