大学の運動部は、体育会、同好会に分けられますが、
学部ごとに運動部を作っていることもあります。
例えば、
工学部テニス部などです。
私は医学部水泳部に入ってしまいました。🏊
練習はろくにしないで、
飲み会ばっかりやっていました。
医学部だけの体育大会というのがあります。
遊びと割り切ってしまえばそれでいいのでしょうが、
あんな、
小学生にも勝てないような医学部体育大会はやめてしまえばいいと思います。
私の入った医学部水泳部も、
水泳のレベルとしては小学生以下でした。
副部長にもっと練習しましょうよと言いましたら、
「親睦のための水泳部だから、記録は二の次でいいんだよ」
とのたまいました。
こんな部でも新入生歓迎コンパというのがありました。
酔い潰れるまで酒を飲まされました。
二日酔いどころか、
１週間以上吐き気と腹痛がいたしました。
この水泳部、
気に食わない先輩が何人かいました。
こいつらの言うことだけは聞きませんでした。
これだけ反抗していましたので、
結構いじめられました。
最大のいじめは、
東日本医学部体育大会の水泳競技で、
私が全種目にエントリーされてしまったことです。
無視してもよかったのですが、
悔しかったので、
全種目で得点してやろうと思いました。
しかし、
１０種目ぐらいで、
ほとんど瀕死の状態になり、
その後の種目は出場不能となってしまいました。
その試合のあとに医学部水泳部を退部いたしました。
いい先輩もたくさんいましたが、
いやなヤツもいました。
この中でもとくに嫌いだった中村先輩とは二度と会うこともなかろうと思っていたのに、
医者になってから同じ病院で１年間働くことになってしまいました。
その病院は全国から外科医が勉強にきており、
手術をしたくて、うずうずしておりました。🏥
中村先輩から依頼のあった患者はすべてそれらの外科医にまわしました。
やる気はあっても経験は浅い外科医でしたから、
結果は今一でした。
しかしそんなことは私の知ったことではありません。
ところが中村先輩は激怒して、
私の科の部長に文句を言いにきました。
私が故意に患者を選別しているというのです。
それはいくら何でも言い掛かりです。
たまたま中村先輩から依頼のあった患者を、
新米外科医にまわしただけです。
そのように部長に説明しましたら、
面倒臭いことの大嫌いな部長だったので、
他人の科に口出しするなと中村先輩を怒鳴りつけました。
これっきり、
中村先輩は私の科に患者を依頼しなくなり、
遠く離れた別の病院に患者を送っていました。
御苦労なことでした。
これって私、
いけないことをしたのでしょうか。
「白い巨塔」の里見先生なら絶対しませんよね。
私怨を忘れて患者のために全力を尽くす。
これが立派な医者のあり方だと思います。
私は未熟者なので、
そういう医者にはなれないのです。
いけませんね、
こういうことじゃ。
お花の写真です。
お花はきれいだね
