小学校6年生の時に虫垂炎で入院してしまいました。
入院したのは、
飯田橋にある大きい病院でした。🏥
確か、
三楽病院と言いました。
現在はJR「御茶ノ水」駅のそばにあります。
学校の先生と関係の深い病院だったらしく、
都内でも名門病院のひとつです。
父の仕事の関係でこの病院に入院したようです。
綺麗な、
感じのいい病院で、
私の骨折にいい加減な治療をした、
新宿の大同病院とは、
月とスッポンでした。🌛🐢
私が入院した時は、
男性の大部屋が満床で、
子供だからよかんべ、
ということで、
女性の大部屋に入れられてしまいました。👩
手術は腰椎麻酔で行われましたが、
麻酔をする女医さんに、
「注射、痛くないでしょうか」
と聞きましたら、
「注射なんだから痛いに決まってるでしょ」
と、
鬼のようなことを言われました。
背中に激痛が走り、
注射は終わったようでした。
間もなく手術が始まりましたが、
麻酔が効いていて何も感じませんでした。
しばらく、
ウトウトしていましたら、
下腹部に痛みを感じ始めました。
後から聞いたのですが、
3才のときの鼠径(そけい)ヘルニアの手術のあとがひどく癒着してて、
手術時間が大幅に伸びてしまったようです。
そのために、
麻酔が切れてしまったのでした。
痛みを感じたあとに、
激しい嘔吐に襲われました。 🤮
いくら吐いても何も出て来ませんでしたが、
お腹を探られるたびに激しく嘔吐を繰り返しました。
苦しくて苦しくて、
やがて気を失ってしまいました。😵
気がついたら部屋で寝ていました。
静かにしていたのはその日だけで、
翌日からは看護師さんに黙って、
車椅子に乗って病院の中を探検しました。👩🦽
別に、
歩けなかったわけではなかったのですが、
車椅子に乗るのが面白かったので、
車椅子で遊んでいました。
いろんなおじさんたちに会いましたが、
私が女性部屋に入院していると聞くと、
必ず部屋に遊びに行くとぬかしておりました。
本当に男ってヤツはしょうがないねえ。
ところがこのおっさんたち、
本当に遊びに来やがって、
看護師さんに怒鳴られておりました。
でも、
この病院の看護師さんは、
とても優しくて天使のようでした。😇
母は毎日見舞いに来てくれて、
本当に嬉しかったのですが、
小学校の担任の久保先生は一度も来ませんでした。
医者になってから、
この病院で働きたいと思ったのですが、
この病院は東大系列でしたので、
うちの大学とはライバルだったため、
この病院で働くチャンスはありませんでした。
でも、
とてもいい病院でした。
今は知らないけどね。
江ノ島から見た富士山です。
道路が凍結して、
富士山に車で行くのはもう無理かもしれません。