乞食は食べ物を他人から貰(もら)ったり、
それによって生活を営む人のことを言います。
仏教語の<乞食:こつじき>が転じて用いられたものです。
仏教では托鉢(たくはつ)して食べ物を乞い受ける<乞食行>は、
解脱(げだつ)を求める出家修行者がなすべき、
最も基本的な修行のひとつです。
托鉢とは、
僧尼が修行のため、
お経を唱えながら各家の前に立ち、
食べ物や金銭を鉢(はち:円形の丸い入れ物)に受けて回ることです。
解脱とは人をしばっている様々な物から解放することです。
最近ではネット乞食というのもあります。
ネット乞食とは、
インターネット上のサービスを利用して、
以下のような行為をする人のことです。
例えば、
インターネット上で動物、子供、美人写真など、
関心を惹きやすい物を用い、
金銭などを要求する行為です。
結構、
被害者が多いようです。
乞食は昭和時代は珍しくありませんでしたが、
現在は軽犯罪法によって禁止されています。
現在では乞食は禁止用語で、
「日本は世界有数の福祉国家であり、老人や病人などで仕事が出来ない人に対しては国が保証をしている。
従って、日本に乞食はいない」
というのが公的な見解です。
こういう大ウソがまかり通っております。
中東で繁栄を誇っているドバイでは、
1日の物乞いが終わった乞食が高級車の出迎えを受け、
襤褸着(ぼろぎ)から高級服に着替えて豪邸へ帰宅してゆくといった、
冗談混じりの状況が現実にあると言われています。
まあ、
乞食は三日やったら辞められないと言いますから、
結構いいのかもしれません。
何と言っても、
乞食は自由ですからね。
赤いお花です。
花はいいね