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佐野厚生病院の青山さんは、今まで一緒に仕事をした中でも特に印象深い看護婦でした。
20才でしたが、その素早い動きにはいつも感心しておりました。
救急患車が入ってくると、3階から疾風のごとく降りてきて、私がのんびり着くころにはすべての準備が終わっていました。
患者が心停止すると、ベッドの上へジャンプして患者にまたがり、体重をかけて心臓マッサージをしました。💓
気管内挿管を急いでいた時は、3メートル離れたところから挿管用のチューブを真っすぐ投げてよこしました。⚾️
そのコントロールのよさと、スピードは大谷翔平投手以上だったと思います。
私よりずっと若かったのに、私よりもずっとしっかりしていました。
患者の治療がうまくいかなくて悩んでいると、
「元気出して。大学のエースなんでしょ 」
と励ましてくれました。
女っぽくなかったので異性として意識したことはありませんでしたが、見た目には若くて可愛い看護婦だったので、患者からは人気がありました。
手術が長引いてくると集中力が落ちてきますが、
「もう少しですから頑張ってください。手が止まっちゃってますよ 」
と気合を入れてくれました。
腕のいい看護婦はたくさん見てきましたが、この人の場合は独特でした。
私が佐野厚生病院をやめる時に送別会を開いてもらいましたが、青木さんが看護婦代表でシャツをくれました。
私にはかなり派手なものでした。👚
「まだ若いですから、もっと若々しいかっこしてください。このシャツにはその願いがこもっています」
そういえば、いつもむさいかっこしていたなあ。
青木さんに言われるまで気が付きませんでした。
「青木さんはいつも元気だね 」
「何言ってんですか。医者になったばかりで情けないこと言わないでください 」
「俺もそのくらい元気になりたいよ」
「きついこと言って悪いですけど、オペの時、最後まで集中してください。最後の方で手を抜く癖があるみたいです 」
「ありがとう。注意するよ。青木さんって、本当にしっかりしてるな」
「次の病院でも頑張ってくださいね 」
「ところで、青木さんていくつなの 」
「20才ですけど、それが何か」
「いや、何でもないよ。今までどうもありがとう 」
どっちが年上だか分かりませんでした。
それからは、オペの最後の方になると青木さんの言葉が浮かんできて気を引き締めておりました。
                  

菊の花です
原産は中国で奈良時代に薬草として日本に伝来しています
天皇家の紋章、パスポートの表紙に描かれています
菊は日本文化を象徴する花です

タイの仏像です
タイの仏像は王権・国家・仏教が一体化した象徴です
金色が多く細長い顔と炎のような頭頂(火焔形)が特徴です
金色が多い理由は「上座部仏教」では「金色」は知恵・悟り・超越性の象徴だからです

クリスチャン教会です
キリスト教の信者が礼拝を行う場所です
礼拝は「聖書朗読」「祈り」「説教」「讃美歌」が日曜日に行われます
クリスチャン教会の特徴は
「十字架」「祭壇」「長い身廊(礼拝空間)」「ステンドグラス」
です
「身廊」とはキリスト教の教会で
入り口から祭壇に向かって続く中央の主要空間です
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