2023年、夏。
夏っていろんな人にとって特別な気分になる季節だったり、思い出があったりするのではないでしょうか?
なんでこんなに感慨深くなるのか(笑)
かくゆう私も、夏にまつわる思い出の引き出しはたくさん持ってる。
「ひと夏の恋」なんてのは、その時々の夏の夜の密度のまんま引き出しにしまってあるような気がする(笑)
夏の思い出の古いものだと、小学校の時のラジオ体操のことはよく覚えていて。
今はどうなのか知らないけど、私の小学校時代のラジオ体操って
朝は6時半から、夏休み中、毎日あってね。
小学6年生が下級生のラジオ体操のカードにスタンプを押す係で
その特権がものすごくお姉さんに見えて、早く6年生になってスタンプ押したい、って毎年思ってた。
子どもが多い時代の新興住宅街に住んでたから、女の子だけでも100人近くの下級生にスタンプを
押してあげないといけないという責任感。
ずっと「出」っていうスタンプだったんだけど、私が5年生の時くらいから
ゴロピカドン(サンリオのキャラクター)のスタンプに変わって、
それもテンション上がったなあ。
性格上、カードのスタンプを全部埋めたいタイプだったし、
早朝から私服で友達に会えるのも嬉しくて、その日何して遊ぶかとか計画してから
一旦家に解散するのも、学校ある時とは違って、夏休みの時間の流れに自由を感じた。
父母は当然寝ている朝6時に、自分で起きてしっかり身支度整えて、ラジオ体操のスタンプ押し係に備えてた。
こんな時から親の知らない子の姿があり、想像の範囲を超える思いや自立があるんだから、子育てってほんの一部分でしかないなぁ、と。
親の立場で我が子を見れるのも、醍醐味だね。
ずっと憧れていたスタンプ押し係を、目一杯楽しんだ12歳の夏。
毎年一生に一度しかない夏がある。
2023年の夏が終わるころ、どんな景色が残っているのか楽しみにしていようっと。