('06/独・オーストリア)
ステファン・ルツォヴィッキー監督
カール・マルコビクス主演
ナチス・ドイツは大量の紙幣贋造によって、イギリスの経済混乱を狙う。贋札造りには強制収容所でユダヤ人技術者が使われた。贋札はナチスの戦況を有利にしてしまう・・・自分の命か、正義か。苦悩し葛藤する技術者たちの姿を描く。
強制収容所の中、贋札造りに貢献することで与えられる束の間の命。壁一枚の向こうでは同じユダヤ人が日々殺され、地獄のような日常。
残虐シーンが苦手なので(現実にあるってことがまず怖い!)、あまりそういうシーンがなくてよかった。毎日銃撃音がして誰かが死んでいる日々の中、自分が生き残るためには犯罪に手を染める・・・ってか何が犯罪なのかわからないのが戦時下でしょうか。