皆さん、こんにちは!

Yamazaki Yukoといいます。

 

現在は大学でアートマネジメント、コンサートの企画・運営について学んでいます。

また、ヴァイオリンの演奏もします。

 

 

今回は、私が所属している「東北ユースオーケストラ」(以下、TYO)が、3月11日に行った”音漏れ演奏会”の参加レポートをご紹介いたします!

 

 

 

まず、「TYO」とは何ぞや?というところからお話しさせてください!

TYOとは、2011年3月11日に発生した東日本大震災がきっかけで誕生したオーケストラです。前身は「こどもの音楽再生基金」という、被災した楽器の点検・修理のプロジェクトでした。現在は小学4年生から大学院生まで、幅広い年代の団員が、仲良く活動をしています。

 

しかし、2020年のはじめから流行が始まった新型コロナウィルスの影響で、同年3月に予定されていた第5回演奏会は中止に。第6回演奏会も2021年3月に予定されていましたが、それも中止になってしまいました。特に2021年は東日本大震災から10年という節目の年。その特別な年に演奏会が開催できなくなってしまい、私もとても悔しい思いです。

 

 

それでも、暗いことばかりではありません!

コロナのこの時期だからこそ生み出せる新しい音楽の形として、ロンドン在住の作曲家・藤倉大さんの「Longing from afar」を、zoomを利用したリモート演奏させていただきました!

 この演奏が、第6期活動の集大成となりました。(Youtubeで公開中です!是非ご覧ください!)

 

 

そして、もう一つが”音漏れ演奏会”です。

実はTYO、昨年12月に「響け、希望の音 東北ユースオーケストラからつながる未来」という本を、フレーベル館から出版いたしました。著者TYO事務局長の田中宏和さんです。

この本の出版を記念して、東京・表参道にある山陽堂書店さん2Fの「ギャラリー山陽堂」で、写真展を3月に開催していました。

そこで、写真展開催記念ということで、3回の演奏会を行うことになりました。コロナ対策で3密を避けるため、ギャラリーで演奏している音楽を、建物の外から聴いて楽しむという新たな演奏会のスタイルです。

 

私は3月11日の弦楽四重奏の回に出演させていただきました。

 

ヴァイオリン3本とチェロという、珍しい編成でした。こちらもTYOのYouTubeチャンネルに動画があがっています。ぜひご視聴ください!

私自身、約1年ぶりの演奏会、他の人とアンサンブルをする機会だったのでとても楽しかったです。やはり、音を重ねる、響かせるという作業はとても楽しいものだったんだな、と改めて感じました。

 

今回は、4人という少ない人数でしたが、いつかまたオーケストラでのTYOの演奏を皆さんにお届けできる日が来ることを心から願っています。

 

 

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

また次回もお楽しみに!