Gonbeのブログ -92ページ目

新年を期して

新年を期して再びブログに挑戦したいと思います。おもにことばをテーマに綴っていくつもりです。よろしく。
日本語ブームは、いっこうに冷める気配はありません。漢字の読み方などことばについての出版物は超人気のようです。時の首相が火に油を注いだこともいっそう拍車をかけました。これを面白おかしくあおったのがメディアです。と同時に、新聞や放送といったマス・メディアで使う言葉にも厳しい目が注がれました。
間違った表現はもちろん、紛らわしい言葉遣いには間髪をいれずも苦情が寄せられるそうです。確かに、メディアの表現を細かく見てみると、いろいろ気になる言葉があることは事実です。メディアは影響力が強いため原則的な約束事もあります。どちらかといえば保守的な姿勢をとっているようですが、言葉は生き物です。時代とともに姿をかえるのは避けられず、読みや解釈に“ゆれ”が生じています。特に人権や差別に関する言葉については、意識の高まりとともに姿を消してしまった言葉があります。メディアも、差別感を助長しないよう細心の注意を払っています。また、社会的に低く見られがちな“女性”についての表現も、“女性が強くなるにつれ”かなり速いペースで変化しています。年配の人とギャップのある“若者ことば”も、乱れなのか変化なのか意見の分かれるところでしょうが、ある程度容認することもやむをえないでしょう。一方、芸能など日本の伝統的な分野では、旧来の表記のほうが独特の雰囲気をかもし出して良い場合もあります。地域ならではの方言を大切にしようという気運が高まっているのも喜ばしいことです。このブログでは、時間の経過ととも“ゆれ”の生じた言葉や疑義のある言葉を中心に、気づいた点を綴っていきたいと考えています。

テレビの番組や新聞記事で気づいたことも、徒然に記していくつもりです。