ずっとさがしてる。
いないってわかってるんです。
それでもさがさずにはいられない。
わたしの王子さま。
さらさらのまえがみに
とびっきりきらきらのえがお。
ときに優しく、ときに厳しく
わたしをいちばん大切にしてくれる。
さあ、お姫さまお手を
そうささやいてくれるのを待ってる。
わたしはばかな女。
夢みがちもいいかげんやめればいいのに。
泣きたくなるぐらい自分がいや。
王子さまなんていないの。
いないとわかってるなら
王子さまにちかいにんげんをと。
いやになるくらいのばか。
愛されたい、愛したい。
でも、つかれた。
不揃いなかたちのじゃがいもから
さがして、さがして
ようやく見つけた綺麗なじゃがいもは王子さまじゃない。
ただのじゃがいもなのだから。
そして殻にとじこもる。
王子さま、王子さま、
早く迎えにきてと涙をながす。
わたしはばかな女。
だからわたしは王子さまの代用を愛すことにした。
いないとわかってるから
王子さまじゃないとわかってるから
それでも王子さまに逢いたいから
さて、わたしの王子さまはあなたで何人め?
