ならぬものは  ならぬものです 

この言葉は  江戸時代  会津藩の親御さん達が子供に教育する時に 

使われていた言葉で

「ダメなことは ダメ」 という  至って分かりやすい
シンプルな教え方だと思います 


私は この至ってシンプルな教え方こそ 

今の時代に  一番大事なのでは? と感じています


例えば  子供が 何か悪いことをした時に 

子供が親に  「なんで悪いの?   ねぇ  なんで?なんで?」

と詰め寄る光景ってありますよね


その時  

「こうで  こうだから  それは悪いことなんだよ」と

理論で 教えることも大切だと思いますが 


あまり  理論で教え過ぎても   理屈っぽい性格になるように思うんですね 


特に  現在20代〜50代くらいの親御さんは  理論で教える傾向にあると感じます



しかし  昔世代(60代以上)の親は 

どちらかと言えば   

子が親に  「なんで? なんで?」を発したとき

「ダメなものは  ダメなんだ!」と 一喝で終わらせていたように思います


一見  雑に片付けている感が あるこの叱り方ですが

ダメ=悪い事=価値観を教える時に  大事だと思います



なので  大相撲の女人禁制問題にしても  

まさに  現代人の理屈精神が表に出てしまっていて 


「なぜ 女性が土俵に上がったらダメなんだ?」

「女性差別じゃないか?」

「相撲協会は女人禁制を納得できるように 国民に説明しろ!」と

このような 言葉が飛び交うわけですね


私は 「ダメなことだから  ダメなんだ!」

「ならぬものは  ならぬものです !」 で良いと思いますよ



物事  理屈だけではありませんからね…


とにかく  理屈で育った今の時代の人達は 理屈、理論の  取説世代なので 

子供から大人まで 

「なんでダメなんだ⁉︎」  「なんで?なんで?」が渦巻いているように思います



本来  物事って  何でもシンプルだと思うので

必要以上に  理論はいらないのでは  ないでしょうか




なんで   電車やバスの車内で  携帯で話したらダメなの?

なんで 人の物を盗んだらダメなの?

なんで  好きな子を 尾行したら ダメなの?

なんで  女性が土俵に上がったら ダメなの?

なんで 二十歳前にお酒飲んじゃ ダメなの?

なんで  ○○しちゃダメなの? 

ねぇ  なんで?  

なんで? 




ならぬものは   ならぬものです