皆様ご無沙汰しております。
今回は服に取り付けるアクセサリーシリーズ第3弾の記事を書いてみました。
私にしては珍しく写真をわりと多く撮ったので前編後編に分けたいと思います。

今回もまた真鍮の塊を用意しました。正確に言えば廃材から切り出したと言いますか。。笑
工場というのは基本的に材料の再利用というものをあまりやらないようです。エラーが出た部品や材料等は直すよりも捨てて新しいものを作ってしまったほうが費用対効果が良いからです。
廃材とは、生産というものに必ず付いて回るものです。一職人としてモノ作りをする私にはそれらの廃材のいくつかを生かして価値あるものにする義務があるわけです。

今回の主役となるのはこちら、B-3 フライトジャケットです。前回のM-65と同じくALPHA INDUSTRIESです。
B-3は1934年に米軍で開発、採用されたフライトジャケットです。これはその民間モデルで、所謂B-3 TYPE。(TYPE B-3というのが官給品)
素材はシープスキンで、真冬の東北でも快適に過ごせるレベルで暖かいです。

内側はこんな感じです。1930年代は航空機の進化に伴い戦闘機も高高度を飛ぶようになってきた為、それに伴い当然温度も低くなっていく、そんな過酷な環境に対応する為に開発され生まれたのがB-3というわけです。

今回はこのジッパーの持ち手に付けるチャームを製作していきます。

まずはデザインを決め、素材に描いていきます。モチーフは炎にしました。
所謂ファイアパターンというやつです。よくハーレー等のバイクにペイントされたりしているアレですね。こういうのは好みがかなり分かれそうです。

まずはタガネでモチーフの線をけがいていきます。
二重リングを通すリングの位置もこの時点で大まかに決めておきます。

糸鋸でモチーフを少し余白を持たせて切り出しました。
リング部分の穴もこの時点で空けておきます。

リングを起点として位置を見ながら側面を仕上げていきます。今回は一部、少し高低差を付けたいので下げる部分だけ目印として少し傷を付けておきます。
リングも縁を丸めてある程度形を決めておきます。

しっかりと立てられる厚みです。
リングですが、ここは「別パーツにしてロー付け」とはしたくなかったので多少手間ですが一体物として製作しています。こうした方が強度は確実ですので。
今回はここまで。後編に続きます。