木曜日に公開した、

 

不妊治療の記録に特化したアプリ「たまノート」。

 

たくさんの方からメッセージもいただけて、本当に嬉しいです。

 

ありがとうございます m(_ _)m


 

僕は不妊治療を取り巻く環境を変えたいと思い、普段はTwitterで発信をしています。

 

よく、「なぜ、こんな活動をしているんですか?」と質問を受けます。

 

 

なので今日は、いくつかある理由のうち、「不妊に向き合った僕の両親」の話をしたいと思います。

 

 

僕は3人兄妹です。5歳離れた妹と9歳離れた妹がいます。
 

小さな頃は、年が離れていることなんて全然気にもしていませんでしたが、
大人になって親から「あなた達が産まれるまでに、実はたくさん努力したのよ」と話を聞きました。

 

母は毎日、養命酒を飲んで体を温めたり、ヨガに通ったり、高価な漢方を煎じて飲み続けたりして、子供を授かれる日を待ち望んでいたそうです。

 

そして、子供を授かりやすい体質に改善するための病院通い

それも、何年も、何年も。

 

 

両親が結婚した当時はまだ、日本では「体外受精」などの治療法もそこまで広がってはおらず、

時代も時代ですから、なかなか人には相談できない状況だったのではないでしょうか。

 

いろいろ辛いことがあったと思います。
 

正月には親族から何か言われたかもしれない

 

薬の副作用で体調が悪いなか仕事をしていたのかもしれない

 

言葉にできない悲しみや不安を、父と共に味わった日があったかもしれない

 

 

「どれだけ、お父さんとお母さんが、お前が生まれた日に喜んだことか!泣いたことか!それだけお前のことを大事やと思ってるんやぞ!」

 

僕が高校生のとき、悪さをして父に怒られたときに、そう言われたのを今でも覚えています。

 

そのときは「そんなん知らんがな(心では感謝)」ぐらいにしか反応できなかったんですが、
その背景にあった"事情"を知った今は、

 

「ごめんなさい、本当にありがとう」という気持ちがこみ上げてきます

 

恥ずかしくて、本人には言えないんですけどね。

 

 

辛く、不安な日々を乗り越え、「僕」ができたとき、

僕の両親はどんな気持ちで、どんな顔で、僕を抱き上げ、喜び、泣いてくれのだろうと、想像します。

 

 

「日本に、子どもを授かる喜びが溢れるように。」

 

そんな想いで、今日も仕事をしています。

 

 

ちなみに、よく「不妊治療で自分が生まれたって聞いたとき、どう思いました?」と質問されます。

 

正直ですね、大きな衝撃もないし、「苦労して産んでくれたんだな。ありがたいな。」という気持ちに包まれた感じでした。

 

「ショックを受けませんでしたか?」と聞かれることもあるのですが、それは全くなかったです。

 

逆に、

 

「あ、そうやってすごく待ち望んで生まれてきた大切な子どもだから、これまでやりたいことはさせてくれたし、厳しくしつけもしてくれたんだな。」

 

と親の自分への子育ての姿勢を振り返って感謝するきっかけになりました。

 

 

「どう産んだかではなく、どう育てたか」

 

それが大事なんじゃないかと、育てられた「子ども側」の意見としては思うわけです。

 

 

世の中には、まだ「不妊治療」に対する偏見というか、「壁」を感じることもありますが、

 

そういった「壁」を取っ払えるように、これからも頑張りたいと思います。

 

 

おわり

 

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