陸上自衛隊の階級

陸上自衛隊の階級

このブログでは陸上自衛隊の階級のお話をしていきます。

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陸上自衛隊や海上自衛隊と同じように航空自衛隊にも警備のための担当エリアがあります。それが航空方面航空隊です。それぞれの方面隊司令部は、北部が三沢基地、中部が入間基地、西部が春日基地に置かれています。方面航空隊はそれぞれのエリア内の警戒監視活動と領空侵犯措置を日常的に行います。航空方面隊のエリアには特徴的な機種の配備や任務の特性があります。例えば北部方面航空隊と西部方面航空隊。

ここには空対艦ミサイルを運用する飛行隊(北部は三沢基地、西部は築城基地)があります。これは双方のエリアに津軽海峡と対馬海峡という、防衛上の重要な海域があるためです。
航空自衛隊には戦闘機を配備する基地が全国に7ヶ所あり、約300機の要撃戦闘機と支援戦闘機が配備されています。この中で中部方面航空隊のみ、エリア内の基地(小松、百里)に要撃戦闘機だけを配備しています。

これは、前出の支援戦闘機の配備と同じ理由があります。百里基地は首都圏の防空を、小松基地は日本海全域を守るという重要な任務を持つためです。
また、沖縄地域を担当する南西航空混成団は他の航空方面隊より規模が小さくなっています。他の航空方面隊が4個の飛行隊を擁するのに対して、南西混成団は要撃戦闘機部隊が1個だけです。
航空自衛隊の主な任務は、空を活躍のフィールドとして、日本を敵の侵攻から守ることにあります。即時性を求められているため、常にスタンバイの状態にあるのが特徴です。航空機による侵攻は、その潜在的な破壊力の大きさが問題になります。もし核兵器など大量破壊兵器が積まれていれば、たった1機の敵機によって壊滅的な打撃を被るかも知れません。

また航空機の移動速度は大きいので、発見から対処までの時間が限られます。危険な航空機をキャッチしたら、一刻の猶予なく対処しなければなりません。航空自衛隊は常にそのような緊張感の中で任務に就いているのです。

そこで航空自衛隊は、まず任務の第一段階として、攻撃を未然に察知するための活動を行っています。そのために設置されているのが全国に28ヶ所あるレーダーサイトです。北は稚内、南は宮古島まで設置されたレーダーサイトでは、日本の周辺を飛行する全ての航空機の動きを24時間リアルタイムでキャッチしています。

また、日本の上空を常に数機の早期警戒機が飛行し、これもまた監視の目を光らせています。早期警戒機は地上のレーダーサイトではキャッチできない低空を飛ぶ航空機を監視します。この2重の監視網によって、日本に近づく航空機は必ず捕捉されます。
自衛隊には下は2士から上は将まで16の階級があります。

最高位の幕僚長と、最下位の3士を入れれば18になりますが、幕僚長はあくまで特別な職で位は将のままです。3士は自衛隊学校のみで使われる階級です。従って16階級ということになります。階級の基本は序列の徹底化にあります。上の階級からの命令は絶対服従が原則で、これは部隊の統率のために非常に重要なことです。

部隊の規模と指揮官の階級はたいてい一致します。陸上自衛隊なら連隊長は1佐、海上自衛隊は艦長が1佐です。航空自衛隊だと群司令クラスがたいてい1佐になります。もちろん階級が上がれば支払われる給料も変わります。ひとつ階級が上がれば基本給もまた上がるのです。

自衛隊の階級では、主に幹部そ曹士という大きな区分けがあります。幹部が将、佐、尉の3クラス、曹士が曹、士の2クラスに分類できます。人数的には士から上に行くほど少なくなります。仕事的に見れば、将は軍団規模の指揮、佐は中規模部隊の指揮、そして尉は小部隊の指揮を執ります。
また、一番下の士が雑役をこなす若手だとしたら、曹は中堅どころで、戦力の中核です。自衛隊の将には、各国での中将と少将にあたる階級までしかありませんが、幕僚長だけは在任中のみ大将扱いとなります。

自衛隊にいて階級はかなり大切な要素です。
どうですか?
上下関係について知っておいた方がよくないですか?
詳しくはこちらになります。

階級社会!自衛隊の上下関係って?