21世紀の第二新卒事情

21世紀の第二新卒事情

現在の第二新卒の事情を説明します。

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学校を卒業して、2~3年程度で退職し、再び新卒の条件で転職活動をする人たちはここ20年ほど続いた不景気によって「第二新卒」という一つの求職勢力が生まれて久しい。

彼らは学生時代に苦しい就職活動をしたものの、やはり求職数の少なさから、選択肢も限られ、新卒採用の大型選抜の中で限られた内定企業から自らの将来を託す企業を決定して入社したものの、現実の厳しさの前に退職を余儀なくされるケースも多いと思われる。

単純に「すぐやめるなんて根性が足りない」だの「能力が不足している」などと思われ、転職に不利なのではないか、という声もあるだろうが、果たして本当に転職に不利なのだろうか。

最近の「アベノミクス」効果ということでおそらくこれから少し新卒採用の門戸は広がるかもしれないが、一方で新卒採用の期間を短縮することを企業の求めるなど、まだまだ学生には不安の残る要素がたくさんある。

そうした中、自信のない学生や、内定をもらっても自分自身の納得を得られない就職先であったりする場合、学生は「第二新卒」という層があることは不安でもあり、以前に比べるとその市場へのニーズが高まることへの期待を抱くこともあるだろう。

第二新卒に求められているのは、知識などではなく若く、柔軟性のあるそして一旦企業に就職していたことで基礎訓練をあまりせずに使える人材である。

いわゆるキャリアのような即戦力ではないものの、本当の新卒のように全てを手取り足取り教える手間も少なくてすみ、「前職ではこうだった・・・」というところでつまづくようなわずらわしさも少ない人材である。

なにより、この第二新卒の定義で行けば「給料は新卒相当」というイメージがついているので、双方納得の上で低賃金スタートが可能であり、実力のあるキャリアに高い給料を払うよりも、将来性のある第二新卒を育てていく方が会社の色にもそまりやすく何かと企業に「都合がよい」ことも多いのである。

ただし、これは第二新卒に限らず新卒だろうと通常の中途採用だろうと言えることだが、自分自身をきちんとアピールしたり、アピールできるように自分自身を成長させていかない以上、結局競争の中で評価をされることは難しいということである。
(ソース/第二新卒の転職を成功させるために

間違っても「第二新卒という道もあるから大丈夫」という安易な気持ちで就職活動を不充分なところで終わらせたり、転職を気軽にしてはいけないということは確かである。