こんにちは(●´ω`●)
ランチが終わろうかという時間帯、この時間なら並ばずにいけるだろうと、高田馬場の蒙古タンメンに向かう。
案の定並ばずに入れそうだったが、いつも気になってる対面のとんかつ屋さん「とん久」にも2人しか並んでいない。
こんなに並びが少ないのは初めてだったので、思い切って予定を変更してみることにした。
5分も並ばずに入店。
キッチンも接客もほどよい粋と活気の加減。
時より訪れるテイクアウト客。
弁当にしては かなり いいお値段で、25分待ちとかにも関わらず、そんなのお構いなしにまとめ買いしていくお客の声を耳に、期待感が高まる。
待ち時間中、せっかくなのでHPを読んで期待感をさらに高める。
かなり作り込まれたHPで、肉や衣はもちろん、ご飯やキャベツ、ドレッシングや塩など細部まで こだわりをアピール。
10分ほど待ち、期待感が最高潮に達した頃、お料理が提供される。
まずはキャベツとご飯を、何もつけずに半分ほど食べ進める。
甘い、うまい。
次にお漬け物は、個人的に好きな浅漬け。
次にお肉は…、うまいっ
…けど、びっくりするほどではない?
ここで ふと ある疑問が思い浮かぶ。
ランチの時間帯だったから反射的にランチメニューを注文してしまったが、これでよかったのだろうか。
そんな疑問を脳裏に浮かべながら、お肉に
なにもつけず
↓
塩、からし、ソースのローテ
↓
なにもつけず
…で、完食。ランチメニューはご飯とキャベツが1回ずつオカワリできるのだが、普通に満腹になったので、自分には珍しくオカワリせず。…成長したものだ。
最後に冷たいお茶でしめ、おしぼりで手と顔をふいて、ご馳走様。
お会計時、何気なく疑問をぶつけてみると、ランチとディナーメニューでは使ってる肉が違うとのこと。
かれこれ20年くらい、普段は並ぶ気にならんほどの行列ができていて気になっていたお店に、すんなり入店できた千載一遇のチャンスを、骨の髄まで染み渡った内気と貧乏性でふいにしてしまった。
わざわざ名店にいって、普通のメニューを頼んでしまった。
確かにディナーと同じ品質を、ランチで手軽に楽しめるお店も多い。でもこの店で両者の価格差は1.5~2倍ほどある。
普通に考えて違うもん出すだろう。
実は反射的にランチを注文してしまった際にも、少しは脳裏をよぎっていた。その時に、恥ずかしがらずに聞いておけばよかった。最後に聞くくらいなら最初に聞けばよかった。
コミュ障なの?
いいお店に行き慣れてないのもありそうだな…
リベンジを果たしたいところだが、ソシャゲと睡眠を削ってまで仕事と家庭に集中するなか、時間を無理矢理作ってまで高田馬場に行く時は、だいたい母の難病と向き合わなきゃならん時だ。
できれば他の理由で高田馬場を訪れて、リベンジを果たしたいものだが、いつになるやら。
…いやまぁ、リベンジとか言ってますが、ランチも十分おいしかったですよ?貧乏性とか言ってますが、ランチでも普通に蒙古タンメンよりお高いです。そもそも、それ以上いい肉食べたところで馬鹿舌な私に違いが分かるかどうかって話です。
ただそれでも、20年越しのスペシャルな期待感は宙ぶらりんのまま。そもそも蒙古タンメンも食べたい。やすべえ や、バーガーキングにもいきたい。そうした数々の欲望を振り切ってからの宙ぶらりんな訳ですわ。
…そんな無念と葛藤を、がむしゃらに働いて忘れるべく、職場に向かう電車内で綴った、ある木曜の午後。