おはようございます。アメリカでは今週末はLabor Day の3連休なので、少しのんびりムードかもしれません。ただ、大学生の次女はこの連休が終わると、新学期が始まります。
ところで、脇道にそれながら、ゆっくり読んでいたゴンチャロフの日本滞在渡航記の日記を読み終えました。彼の代表著作である「オブモーロフ」は大学時代に読んだことがあります。この滞在渡航記も描写が生き生きと素晴らしく、特に、自然に関しての記述は詩的であり、人物に対する指摘は観察眼の鋭さが光りました。
書かれたのも1853年頃ですが、古さは感じられません。人間模様で、知的な人は、知的であり、愚者はその時代でも、やはり愚者だったのがわかります。この本を受けて、国会図書館のデジタル本で、ツンベルグの日本紀行も拾い読みをしました。知的好奇心をくすぐる2つの本でした。
今日の自分への言葉:「シュリーマン、イザベラ・バート、ツンベルク、ゴンチャロフと読み進め、何が不易流行は考える」
![]() |
ゴンチャローフ日本渡航記 (講談社学術文庫)
Amazon |