前日の加茂水族館を出発した後、秋田県は秋田市まで走って『道の駅 あきた港』で車中泊していました。
東北各県は広いから移動がホント大変。
ゴジラ岩となまはげ 男鹿半島
秋田は行ってみたいとこが偏ってます。
まずは男鹿半島にあるゴジラ岩を見に行ってみましょう。
悪い子はいねが~。泣く子はいねが~。
男鹿半島の入口では特大サイズのなまはげが歓迎してくれます。
釣り人たちがすでに何人か磯釣りを楽しんでいました。
ここからはゴジラのテーマを脳内再生しながら進んでいきます。
(デレレッ、デレレッ、デレレレデレレレレ・・・)
「あ、あれはいったい・・・?」
「We call him...」
「ゴジラ。」
これがやりたかっただけ。
夕暮れ時はもっと雰囲気出るヨ。
ゴジラ岩の反対にある山の中になまはげ館があります。
なまはげは男鹿半島で大晦日に行われる行事ですが、実は面などは地域によってかなり差があります。というよりかは僕らの知る上に貼ったような一般的なイメージのなまはげは観光用に作られているものなんだそうです。
その風貌から鬼の一種のように思われがちですが、悪心を戒めたり厄を払う魔除けの意味合いがある神の使いであり、来訪神なのです。
『男鹿のナマハゲ』の名称で国の無形文化遺産に指定されています。
似た風習は世界各地にあり、日本だけでも青森県西津軽地方のナゴメタクレや石川県能登地方のアマメハギなど。
隣にある男鹿真山伝承館では実際にナマハゲを体験してみることができます。
ところがこの日は僕以外は社会勉強に来ているっぽい女子大生だらけで、女の花園に紛れてキャッキャウフフなナマハゲ体験など出来るわけがなかったのさ・・・。
お子様連れの人なら体験してみても面白いんじゃないでしょうか。
向こう一ヶ月は「ナマハゲ」のワードに子供は怯えまくることでしょう。
戦争によって失われた生態系 田沢湖
花園と化したなまはげ館を後にして、今度は秋田県の内陸部へ向かいます。
目指すのは日本一深い湖、田沢湖です。
湖ができた原因は今でも解明されていませんが140~180万年前の噴火によってできたカルデラ湖ではないか、という説が有力なようです。
かつては固有種であるクニマスの生息地で、多い時は年に8万匹を超える漁獲高がありましたが戦時体制下の発電用水として利用する計画で近くを流れる川から強酸性の水を導入した結果、急速に湖の酸性化が進みわずか数年で姿を消してしまったといいます。
岸辺によって来る魚はウグイ。
酸性に強いウグイは田沢湖の優占種となったことで大型化しているとか。
とにかくとんでもない数が寄ってくるのでちょっと気持ち悪さすら感じます。
有名なたつこ像。
とても美しい娘だった辰子はその美貌を保ちたいと願い、観音様のお告げ通りに湖の水をガブ飲みすると体は龍となり、この田沢湖に身を沈めて暮らしたという伝説。
昔話では永遠の美を求めると不幸な目にあう確率が高い気がする。
せっかくなので湖畔をぐるっと一周。
ちょうどたつこ像から反対側に当たる場所では砂浜が広がり、ホテルも建っていました。
気になったのはこのお土産販売所。
秋田犬を見れるとな。犬好きとしては見逃せん。
このお店でお土産を買えば無料で、買わなくても100円払えば快く見せてくれますよ。
柴犬より大型で、レトリーバーくらいのサイズ感。
体毛は寒い土地に対応してモッフモフになってます。
しかしそのモフモフは体には暑すぎるのかダウン中。
東北地方の梅雨は厳しいのだ。
このあとは青森県弘前市まで走りました。
ついに本州の端まで来たぜ!





















