観てきました。


小説を読んでから随分時間が空いたので思い出しつつ、新鮮さを持ちつつ。


小説の細かさを表現しきれずガッカリするパターンもあるかも、と覚悟していましたが、楽しめました。

一部、僕の頭の中のイメージと違う部分もありましたけど、これは小説→映像作品の場合に必ず起こることなので。


そして、ストーリーを知っていた分、色々なところを見聞きする余裕がありました。



終盤の夏八木勲さんの一言が、妙に印象に残りました。

真実を伝えていかなければいけないことって、やっぱりあると思います。

戦争に限らず、阪神大震災や東日本大震災も。


知っている人間として伝えたい、そして、さらに知っている人たちや、違う角度から見ていた人たちから伝え聞きたい。





話が逸れましたが、この作品、前評判で「泣きました」なんてコメントがとてもたくさんフィーチャーされていました。
しかし、感動作というよりは、日本人として、今の時代まで伝わった真実の影に隠れた、もう1つの真実を知るための作品なのかな、というのが僕の印象。


当時の日本兵の人間らしい一面に触れられる作品だな、と。

テロリストと神風特攻隊は、全く別物なんだと!


真実を知ると、「なるほどな」と思えます。



もっともっと膨らました物を観たいですね。
144分では勿体無いなぁ。