カフェにてコーヒー&読書。



トレーにアイスティを載せたおっさん現る。






ガッシャーン!!


トレーからアイスティを滑らせ、床に投げ出されたグラスはコッパミジン。




おっさん、店員さんのいるカウンターへ。




やや強い口調で「紅茶落ちた!」





一瞬間があって、モップとちりとりを持って走る店員さん。





それを横目に、早々に新しい席を確保しふてぶてしく待つおっさん。





新しく煎れ直された紅茶がおっさんの元へと運ばれる。






当たり前のように受け取るおっさん。






ここまでの間、詫びと感謝の言葉は1つもない。





なんだかな~ぁ。







10年くらい前にアルバイト先で、社員の人に言われた言葉を思い出した。





「“ありがとう”と“ごめんなさい”が言えない大人は最低だ」




確かにそうだと思う。




結局人は、どんなシチュエーションにおいても1人では生きていけないのだ。



今その言葉は常に僕の胸の中にある。







その名言をくれた恩師は、ドラッグ使用で逮捕されたらしいと風の噂で聞いた。





どっちが最低か?



そんなの分からない。



そして、どちらからも勉強させて頂きました。