午後3時頃、某牛丼店にて遅めの昼食。



この時間、店内はパートの女性3人によって守られていた。





・パートNo.1
やや若奥様。物静かな感じ。
でも人に話を振られたら乗って返すタイプ。


・パートNo.2
ほんの少し若奥様。しゃくれ顔。
全体的に普通の女性。


・パートNo.3
元若奥様。現役を退いて随分経過している。
接客は明るいが、仕事が粗い。





勝手にパート3姉妹と名付けさせて頂いた。


たかが牛丼を食べるだけでなぜ従業員のことをここまで記憶してしまったか。


それを今から綴ります。





このパート姉妹、とにかくうるさかった。



客は全部で7~8人。
午後3時という時間も影響してか、それぞれ1人で入店している人ばかり。




当然客席では一切話し声はしない。

有線のBGMだけが小さなボリュームで流れている。




そんな静かな中で、パート3姉妹がとにかくうるさい。



ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ、どうでもいいことばっかり、こちらのことは気にせずに話し続けていた。




立ち話のついでに接客しているような感じ。







その時、バックヤードにパート1が消えた。


きっかけはパート3の一言。
「ゴハンまだでしょう?食べてこやー」



そんなこと客に聞こえるように言うなよ。




その直後、パート3が店内を徘徊しながら作業を始めた。

ドレッシングの量を確認したり、収まりの悪いメニュー表を直したり…。



やってることはちゃんとした業務なんだろうけど、仕事が粗いしガチャガチャうるさいから気になってしょうがない。




早く食べ終えて店を出たくなってしまった。





そして、1人の客が来店。



どうやらパート2の知り合いらしく、しゃくれたパート2が話し掛けた。



「元気ですかー?」







その瞬間、僕のすぐそばで食べていたサラリーマンらしき男性と目が合った。



男性の目の奥が笑っていた。



たぶん「猪木やん」って思っていたと思ふ。