地下鉄の座席に座ると、僕の真向かいに高校生ぐらいの少年が2人座った。



ふと足元を見ると、向かって右側の少年はコンバースのオールスターを履いていた。



ハイカットで、靴の上部をペロンと外に折って内側の薄い赤がチラリと見えるおしゃれな感じ。




で、その隣の左側少年を見るとカラーもデザインも同じ靴を履いていた。


ただペロンの内側は青だった。




おお~っ!!

おっそっろっ♪






不覚にも彼らに食いついてしまった僕は、そのまま視線を上げた。





風が冷たい日だったからか、“少年赤ペロン”はダウンジャケットを来ておりました♪



青のね。





そして、相方の“少年青ペロン”はというと…





やっぱりダウンジャケットを着ていました♪




え?



色!?







いやいやいや、愚問でしょ。


もちろん赤いダウンでしたよ!







赤ダウン×青ペロン



青ダウン×赤ペロン






「なんや、君らお笑い芸人みたいやなぁ。
ほれ、なんかやってみ。漫才とかできるんやろ?なははは~っ」




って、言ってやろうかと思いましたが、直前で踏みとどまりました。





確かに、自分の高校時代を振り返ると、あらゆることで“人と同じ”部分があることで安心感を抱いていた気がするな~ぁ。