今回は現在私が連載している作品について話させていただきます。
Never Island
現在、46話まで公開されており「4章 偽りの時間とホムンクルス」はあと2回で完結となりつぎの5章へと続きます。
Never Islandという作品での世界観はAIなどのテクノロジーが高度に発展したことでVR(ヴァーチャルリアリティー)などの技術が高度に発展したものとなっています。そしてこの世界では人の人生は100年が基本と言われるようになり還暦を過ぎたものは脳に電脳世界につなげ仮想世界にダイブすることで、新たな人生を始めるという人類には一つの選択権ができました。
終末医療プログラムとして脳に電脳世界につなげ、仮想世界にダイブする行為として認められていたため彼はそのプログラムを受ける事で新しい人生を始めようとする人々も現れます。
主人公理人は妹との約束を守るために終末医療プログラムの権限を使い先に転移した妹がいる世界に転移して再会しようとする。
これがおおまかな物語の始まりとなっています。
しかし、転移したはずの世界には妹は無事に転移していたことが確認できたが、数か月前に行方不明となっておりその世界での妹の友人たちと協力し妹を探す事になります。
やがて理人は妹の友人たちと交流を重ね友達となり人との繋がりの大切さを実感していきます。
物語の最初期に出会う事となる妹とそっくりな少女美亜。彼女を妹の代わりにし心の傷を埋め合わすことへの罪悪感と迷い。そして自分が元いた世界では病死した祖母が実はいうと終末医療プログラム駆使し同じ世界に転移していたことが判明し唖然とする。
これが本作の序盤にあたる1章となりま。
現在4章まで展開されていますがこの話しは私が付き合っていた当時の彼女と親友を想いながら物語を描いていました。
彼女は慢性肝炎を患い2006年7月に亡くなりその数日後に立て続けに親友を事故で亡くしました。ひき逃げだったらしく今現在も犯人は見つかっていません。
今でも二人の事は忘れた日は一度もありません。
本作で理人が言っていたあのセリフの部分
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ほどけた糸を巻き戻すように取り戻すように。
決して戻らない二人の時間を巻き戻すように。
二度と戻らないはずの二人の時間を巻き戻していくように
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は私自身の彼女と親友への想いが反映するものとなっています。
人は死んだらそれで終わり直す事は出来ないならどうすればいいのか?
ほどけた糸を巻き戻すように取り戻すように。
決して戻らない二人の時間を巻き戻すように。
二人を取り戻せたらどんなにいいのかと思い本作で理人が言っていたあのセリフの部分に反映する形となりました。
今回の話はここまでとさせていただきます
第4章はあと2回となりますが物語はまだまだ続きます。
イラスト担当の有栖先生ともども今後ともよろしくお願いします。