アメノウズメ 腰紐とカズラの鉢巻 | 開運行動すれば【その先、ヒカリ♥】

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黄泉の国、記紀を正しく知る事は、日本人として非常に大事です。
漢方養生指導士
ご縁玉と寅の日お財布さまおまじない感謝祭の提唱者です!

 

 

 

 

 

円泉寺 所蔵

 

 

 

蛯原さまの考察

シェアさせて

いただきました

 

ありがとうございます

 

 


 

 

『アメノウズメの腰紐は帯』

 

〜猿女の君が

帯を垂らす(タラシ)のは

霊を憑りつかす

 

 

 

天子様は倭を治めるには、

倭の魂を御身體に、

お付けにならなければならない。

 

譬へば、

「にぎはやひの命」が、

「ながすね彦」の方に居た間は、

神武天皇は戦にお負けなされた。

 

處が、

此に「にぎはやひの命」が、

「ながすね彦」を放れて

神武天皇についたので、

長髓彦はけもなく負けた。

 

此話の中の

「にぎはやひの命」は、

即、倭の魂である。

 

 

此魂を身につけたものが、

倭を治める資格を得たことになる。

 

此大和の魂を取り扱つたのは、


物部氏である。

 

「もの」とは、

魂といふことで、 

 

平安朝になると、

幽霊だの鬼だのとされて居る。

 

万葉集には、

鬼の字を、

「もの」といふ語にあてて居る。

 

物部氏は、

天子様の御身體に、

此倭を治める魂を、

附著せしむる行事をした。

 

此が、『猿女鎮魂』以外に、

石上の鎮魂がある所以である。

 

 

〜折口信夫/『大嘗祭の本義』

 

 

 

『古事記』では

次のように記述されている。

 

 

「槽伏(うけふ)せて踏み轟こし、

神懸かりして胸乳かきいで

『裳緒(もひも)』を

陰(ほと=女陰)に押し垂れき」

 

 

つまり、 

アメノウズメが

うつぶせにした

槽(うけ 特殊な桶)の上に乗り、

背をそり胸乳をあらわにし、

裳の紐を女陰まで押したれて、

低く腰を落して足を踏みとどろかし

(『日本書紀』では千草を巻いた矛、

『古事記』では笹葉を振り)、

力強くエロティックな動作で踊って、

八百万の神々を大笑いさせた。

 

 

その「笑ひえらぐ」様を

不審に思い、

戸を少し開けた天照大神に

 

「あなたより尊い神が生まれた」

とウズメは言って、

天手力男神に引き出して貰って、

再び世界に光が戻った。

 

『日本書紀』も似た記述であるが、

胸乳の記述は無く、

女陰については

「火処(ほところ)焼き」

と記され、

神々の反応は記されていない。

 

天孫降臨の際、

邇邇芸命(ににぎ)が天降ろうとすると、

高天原から葦原中国までを照らす神

(=猿田毘古)が

行く手を阻んだ。

 

アメノウズメは

天照大御神と高木神に、

 

「手弱女だが

顔を合わせても気後れしない

(面勝つ)からあなたが問いなさい」

と言われた。

 

 

この時のアメノウズメは

『日本書紀』では

次のように記述されている。

 

 

「その胸乳をあらわにかきいでて、

『裳帯(もひも)』を

臍(ほそ=ヘソ)の下におしたれて、

あざわらひて向きて立つ」

 

乳房をあらわにし、

裳の紐を臍の下まで押したれて、

あざわらいながら

(猿田毘古に)向かって言ったとある。

 

その後、名を問い質すと、

その神は

国津神の猿田毘古神と名乗り、

道案内をするために迎えに来たと言った。

 

帯は

 

衣服を着用する以前は

 

紐を腰に締めて結び、

性的呪術として

性器の保護、性別、婚否を表現し、

護身用の武器の携帯や腰の装飾のために

用いられていたのですが、

 

衣服が発展すると

 

衣服の間から魂が抜けださないように、

衣服を整えるために

呪術性が持たれるようになりました。

 

日本の古い記録では、

『古事記』に

帯のことを「タラシ」といっており、

結び垂らしているという意味で、

タラシは

魂が健全で整えられた状態

でもあるんです。

 

 

また、天岩戸の前で踊る

アメノウズメは

 

帯(腰紐)を垂らして、腰紐を振り、

自らを無防備な状態とし、

 

神霊(アマテラス)を

憑りつかせようとしていたのです。

 

 

*儀式で舞を舞うとされる

アメノウズメの末裔の『猿女の君』が、

宮中の『縫殿寮』に属していたのも

腑に落ちる話ですね。

 

 

*縫殿寮(ぬいどのりょう。

ぬいどののつかさ。ぬいづかさ。

ぬいりょう。ぬい。)

律令制における

中務省管下の女官人事・

裁縫監督機関。

 

 

アメノウズメ(猿女)の

呪術に欠かせないのは

 

『腰紐』とカズラの鉢巻。

 

 

鉢巻の鉢は頭、

鉢は僧の托鉢からきていて、

頭の形になっているというのは

中世になって言われた事で、

 

本来は

金属の象形とすっぽり覆うさまを

表した文字と

土地の神を祭る為に

柱状に固めた土の象形、

 

つまり

土中に含まれる金属

(埋納された剣や鏡など)

意味する言葉なんです。

 

 

びっくり

 

 



 



文、蛯原春比古さまに

帰属します

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