毎日
朝に拝読すべし
佛説摩訶迦羅
大黒天神
大福徳自在圓満
菩薩陀羅尼経
ぶっせつ まかきゃら
だいこくてんじん
だいふくとくじざいえんまん
ぼさつ だらにきょう
爾時
如来告大衆言
今此大會中
有大菩薩
にじ
にょらいごだいしゅごん
こんしだいえちゅう
うだいぼさつ
名日
大福徳自在
円満菩薩
此菩薩往昔成等
正覺號大摩尼
珠王如来
みょうわつ
だいふくとくじざい
えんまんぼさつ
しぼさつおうしゃくじょうとう
しょうがくごうだいまに
しゅおうにょらい
珠王如来
今以自在業力故
来裟婆世界
顕大黒天神
こんにじざいごうりきこ
らいしゃばせかい
けんだいこくてんじん
是大菩薩大会中
即起坐合掌日佛言
ぜだいぼさつだいえちゅう
そくきざがっしょう
びゃくぶつごん
我於一切
貧窮無福衆生
為与大福徳今現
優婆塞形
がおいっさい
びんぐうむふくしゅじょう
いよだいふくとくこんげん
ゆばそくぎょう
眷属
七母女天
三界遊現
欲与一切衆生
福徳
けんぞく
しちもにょてん
さんがいゆうげん
よくよいっさいしゅじょう
ふくとく
七母女天 とは
唯願世尊
為我説
大福円満陀羅尼
ゆいがんせそん
いがせつ
だいふくえんまんだらに
爾時世尊
開貌含咲
説咒曰
にじせそん
かいみょうがんしょう
せつしゅわつ
曩莫三曼多没駄喃
唵 摩訶迦羅耶
裟婆訶
爾時 世尊
のうまくさんまんだぼだなん
おん まかきゃらや
そわか
にじ せそん
告大衆言
此天神咒
過去無量
諸佛出世 不説
ごうだいしゅごん
してんじんじゅ
かこむりょう
しょぶつしゅっせ ふせつ
若未来悪世中
有諸貧窮人
にゃくみらいあくせっちゅう
うしょびんぐうにん
もし、未来悪世の中に
もろもろの貧窮(ひんきゅう）の
人があれば
聞此 陀羅尼名者
當知是人
降大摩尼寳珠
湧出無量珍寶
もんしだらにみょうしゃ
とうちぜにん
ごうだいまにほうじゅ
ゆうしゅつむりょうちんぼう
この陀羅尼の名前を聞く者は
まさに知る この人は
大摩尼宝珠を降らし
無量の珍宝を湧出することを
爾時
大黒天神
白佛言
若有末法中衆生
にじ
だいこくてんじん
びゃくぶつごん
にゃくうまっぽうちゅう
しゅじょう
そのとき
大黒天神
仏に申す
もし、この末法の中に
衆生があるならば
持此咒者
我體若五尺
若三尺
若五寸
じしじゅしゃ
がたいにゃくごしゃく
にゃくさんじゃく
にゃくごすん
この呪を持つためには
大黒天神の像を
五尺、または、三尺
もしくは、五寸の大きさに
刻んで
刻其形像
安置伽藍
若崇敬家内
こくごぎょうぞう
あんちがらん
にゃくそうきょうかない
伽藍に安置、または
家内にて、崇敬すれば
我遺七母女天
眷属八万四千人
福徳神
がーけんしちもーにょーてん
けんぞくはちまんしーせんにん
ふくとくじん
わたくし、大黒天神の
七母女天の眷属
八万四千人の福徳神を
つかわして
遊行十方
毎日供養一千人
ゆうぎょうじっぽう
まいにちくよういっせんにん
十方に遊行させて
毎日
一千人を供養させる
若我所説
有虚妄者永堕悪趣
不還本覚
にゃくがしょせつ
うこもうしゃようだあくしゅ
ふげんほんがく
もし、わたしの言う事に対して
うそ、偽りだと、言って
信じなければ
現世で悪事を働いた者は
死後におちいる苦しみの世界に
堕ちて
仏にはならず
若又以種種
珍菓美酒等供養者
将降甘露
にゃくういしゅじゅ
ちんかみしゅとうくようしゃ
しょうごうかんろ
信仰して
いろいろなお菓子やら、
御神酒やらをもって
供養してくださる方には
甘露を降らしましょう
時一切大衆
皆大歓喜信受
奉行
作礼而去
じ いっさいだいしゅ
かいだいかんぎしんじゅ
ぶぎょう
さらいにこ
佛説
摩訶迦羅
大黒天神経
ぶっせつ
まかきゃら
だいこくてんじんきょう
大黒天さまは
元は
軍神・戦闘神、
富貴爵禄の神様で
ありますから
ただ単に
財宝の神様だ
とか
ご縁の神様だ
とか
皆様が
お考えに
なられているような
優しい神様では
ないということです
そういうものの
福徳を
授けてほしければ
大黒天さまの
ご神像を置いて
きちんと
信仰して
毎朝、経を読み
お水やお菓子、
時には
御神酒を供え
感謝のこころを
持って
崇めなければ
ならない
というものです
けっこう、怖い神様なのね～
