奈良県歴史文化資源より
天武天皇は
672年
天智天皇の太子、大友皇子に対し、
皇弟、大海人皇子が
兵を挙げて内乱が勃発
奈良県桜井市、箸墓古墳のあたり
箸陵周辺で
戦いが始まる
反乱者の大海人皇子が勝利し
大友皇子は自害する
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古事記
全3巻
帝紀、旧辞を
稗田阿礼が誦習し
712年
太安万呂が編纂
元明天皇に献上
天皇家の私史
天地初発(天地開闢)
~33代、
推古天皇まで
出雲の
大国主命の話が
重要な地位を占める
氏族の系譜
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天武天皇の舎人
記憶がズバ抜けていた
稗田氏は
天鈿女命を始祖とする
猿女君と同族であり、
猿女君は巫女や女孺として
朝廷に仕える一族で、
「アレ」は巫女の呼称である
後裔と伝えられる
神武天皇の皇子
神八井耳命(カムヤイミミ)を
祖とする
平安時代以降
宮廷の雅楽を司る楽家
子孫は、国造
●日本語本来の音を
漢文体で記されている
1798年
本居宣長による
全44巻の
古事記伝 完成
古事記を最上の書物とした
日本書紀は
日本古来の心情がないと言う
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日本書紀
全30巻
系図1巻
川島皇子、忍壁皇子ら
6人の皇親と
中臣連大島ら6人の
官人が命ぜられ
編纂が始まり
720年
舎人親王らが
受け継ぎ完成させる
海外に
通用する正史
六国史の第一
天地開闢
~41代、
持統天皇まで
出雲を起源とする
神話がない
中国思想の影響が
ある
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編纂には
藤原不比等が重要役割
●正史とは
国家によって公式に
編纂された王朝の歴史書
ひとつの王朝が滅びれば
次の王朝に仕える人々が
著していく
●六国史とは
日本書紀
続 日本紀
日本後記
続 日本後記
日本文徳天皇実録
日本三代実録
当時の
日本の学術、文芸は
中国や朝鮮を出身とする
渡来系の人々によるもの
●漢文で記されている
日本書紀編纂後
朝廷で
30年ごとに
日本紀講が行われて
日本書紀が教えられていく
正史として重んじられる
鎌倉時代
神仏習合にも関わる