柚子胡椒
ここのところ友人たちが続々とブログを開設したのを見て、うらやましくなって、真似してみることにした。
で、ブログ開設にあたって、ここ2・3日友人に色々聞いてみたり、ネットで調べてみたりしたところ、ブログには「タイトル」なるものが必要であるらしいことが分かってきた。
しかも、皆さんなかなか格好いいタイトルを付けていらっしゃるではないか。
折角文学を勉強しているんだから、ここは一つ小粋なタイトルを付けたいもの、と意気込んだは良いものの、思いついたタイトルはどれもこれも、ちょっとばかり意気込みすぎだった。
・Quite Useless イギリスに少しでも住んだことのある人は‘quite’という語にすっかり魅了されてしまうと思う。状況によって「全く」「完全に」だったり「あんまり」「ちょっとばかし」だったりする言葉。‘Quite Useless’をタイトルにすれば、「全く役に立たない」「あんまり役に立たない」と、私のブログにぴったりなのだけど、O.Wildeの名言を借りるのはあまりに恐れ多いので、却下。
・みをつくし 「身を尽くす」に掛けられる「澪標」。百人一首にも採られている元良親王の「侘ぬれば今はたおなじ難波なる 身をつくしてもあはんとぞ思ふ」が有名で、この和歌をひいて『源氏』の巻名にもなっている。こういうロマンスは大好きなのだけれども、あくまで虚構の世界だから。実際は、「恋人と一緒になって生きろ!」って思っちゃうよね。却下。
・No Day but Today ミュージカル‘Rent’から。行き当たりばったりという意味で、私も‘No day but today’を生きているのだけれども、詞の意図するところは、「今日を精一杯生きよう」ってことなのだろう。……やめておこう。
そんなこんなで、タイトルが決まらないまま、冬至の日にゆず湯に入っていたら、ふと思い出した。 私が生まれた二十ウン年前の12月、母は娘を「柚子」と命名しようとしたらしい。
「柚子」と書いて「ユウコ」と読ませる。どうしたって、無理がある。「柚子」はどう読んでも「ユズ」でしょう。幸い(?)「柚子」は人名に使えなかったので、父の「平凡を以て旨となす」という方針の下「ユウ」には、ごく常識的な漢字が当てられた。
「柚子」だったら誰も私の本名を呼んでくれなかっただろう。
懐かしいエピソードから、ブログのタイトルに「柚子」を入れることにして、ついでにハンドルも「柚子」で通すことに決めたのだけれども、ただの「柚子」では某バンドとお揃いになってしまう。(いや、彼らのことは好きだけど。) 「柚子」につけて収まりの良い言葉はないものか。
「柚子」から連想されるもので、真っ先に思いついたのは「柚子胡椒」。柑橘系のさわやかさと、ぴりりとした辛み。「柚子胡椒」のようなブログになったら、素敵じゃない!?、というわけで。(考えるのに飽きただけなのだけど。)
タイトル名「柚子と胡椒」で決定。
で、ブログ開設にあたって、ここ2・3日友人に色々聞いてみたり、ネットで調べてみたりしたところ、ブログには「タイトル」なるものが必要であるらしいことが分かってきた。
しかも、皆さんなかなか格好いいタイトルを付けていらっしゃるではないか。
折角文学を勉強しているんだから、ここは一つ小粋なタイトルを付けたいもの、と意気込んだは良いものの、思いついたタイトルはどれもこれも、ちょっとばかり意気込みすぎだった。
・Quite Useless イギリスに少しでも住んだことのある人は‘quite’という語にすっかり魅了されてしまうと思う。状況によって「全く」「完全に」だったり「あんまり」「ちょっとばかし」だったりする言葉。‘Quite Useless’をタイトルにすれば、「全く役に立たない」「あんまり役に立たない」と、私のブログにぴったりなのだけど、O.Wildeの名言を借りるのはあまりに恐れ多いので、却下。
・みをつくし 「身を尽くす」に掛けられる「澪標」。百人一首にも採られている元良親王の「侘ぬれば今はたおなじ難波なる 身をつくしてもあはんとぞ思ふ」が有名で、この和歌をひいて『源氏』の巻名にもなっている。こういうロマンスは大好きなのだけれども、あくまで虚構の世界だから。実際は、「恋人と一緒になって生きろ!」って思っちゃうよね。却下。
・No Day but Today ミュージカル‘Rent’から。行き当たりばったりという意味で、私も‘No day but today’を生きているのだけれども、詞の意図するところは、「今日を精一杯生きよう」ってことなのだろう。……やめておこう。
そんなこんなで、タイトルが決まらないまま、冬至の日にゆず湯に入っていたら、ふと思い出した。 私が生まれた二十ウン年前の12月、母は娘を「柚子」と命名しようとしたらしい。
「柚子」と書いて「ユウコ」と読ませる。どうしたって、無理がある。「柚子」はどう読んでも「ユズ」でしょう。幸い(?)「柚子」は人名に使えなかったので、父の「平凡を以て旨となす」という方針の下「ユウ」には、ごく常識的な漢字が当てられた。
「柚子」だったら誰も私の本名を呼んでくれなかっただろう。
懐かしいエピソードから、ブログのタイトルに「柚子」を入れることにして、ついでにハンドルも「柚子」で通すことに決めたのだけれども、ただの「柚子」では某バンドとお揃いになってしまう。(いや、彼らのことは好きだけど。) 「柚子」につけて収まりの良い言葉はないものか。
「柚子」から連想されるもので、真っ先に思いついたのは「柚子胡椒」。柑橘系のさわやかさと、ぴりりとした辛み。「柚子胡椒」のようなブログになったら、素敵じゃない!?、というわけで。(考えるのに飽きただけなのだけど。)
タイトル名「柚子と胡椒」で決定。
