SMAPは不仲じゃないって主張する人が大勢いる。
不仲ってどういうことだろう。
《解散以前》
テレ朝スマシプで中居さんと草彅さんがすっぽんを食べていた時の会話を思い出して欲しい。草彅さんがSMAPも話し合う必要が有ると言ったら中居さんが嫌だと言っていた。草彅さんが中居さんを誘って二人だけだと思って食事に出掛けたら他のメンバーが居たら中居さんは帰るって言ってた。草彅さんはこれ使えますか、放送していいのと言っていた。結局放送されていたから当時は随分とあからさまに関係性を見せていた。ゲッターズ飯田さんの占いの時に草彅さんは中居さんの考え方が理解できないけれど面白がっているって言われて大ウケだったことを思い出す。
香取さんが生放送に向かうので1人分の予約がキャンセルになり勿体ないから稲垣さんに来てもらおうと草彅さんが電話をした。中居さんが自分が電話番号を知らないから草彅さんにかけさせた。全員の電話番号を知っているのは草彅さんだけじゃないかと中居さんが言うと吾郎さんも知ってると草彅さんが言った。その事もお互いビジネスライクな付き合いと中居さんは思っているんだなと感じたけれど、コンビの芸人さんは永くなるとそんな感じな人も多いからそれもある意味当たり前に思っていたのかもと納得した。
草彅さんとは食事できるし、以前記憶喪失になったら誰の顔を見たら思い出せるかと聞かれた時(仰天だったかな?)、く、草彅と答えているし、ドラマのキスシーンでも恥ずかしいから女性じゃなくて草彅さんの方がましと(たぶんマコちゃんのコントでネタ)、今回の退社会見でも草彅さんの名前だけ出している。スマシプの3人は仕事とは言え食事できる、吾郎さんは必要があれば食事に呼べる。じゃあプライベートでメンバーが全員いたら帰るって、必然的に木村さんを指していると同じことだと思う。
《会見での中居さん》
不仲かどうか会見で聞かれたとき、会見の前後に笑いも交えて記者達を中居ショーに引き込んでいたのに、本人たちがわかっていれば良いと、これは他人は踏み込むなって拒絶だと思うんだけれど。いろいろ報道に対して鈍感になっていってどんなこともどうぞどうぞとなっていったと。「不仲でいいんじゃないですか。」と結構投げやりに言ったあと、実際の仲は?と質問され「それは言わない」とニコニコしながら答えてる。この回答部分は本心でしょう。笑いを交えても「不仲じゃないですよ。」とは言えなかった。不仲って思っててもいいのかなあって最後までぼやかしていた。
質問の順番が前後するかもしれませんが木村さんのコンサートに行ったかどうかの質問にはハッキリと行っていないと、新しい地図のことは聞かれてもいないのに3人のファンミーティングにも行っていないと、どちらも行っていないんですよって少し表現を和らげて回答し、解散後は木村さんとは会ってもいないし話もしていないと断定しています。
ここからは私の私見です。
《ビジネスライク》
元々SMAPは不仲とか不仲じゃないとか、そういう関係は随分と過去の話でビジネスとしての関係が大部分を占めていたと考えるのがわかりやすいと感じます。
売れ出したSMAPはグループ以外の個人の活動も多く、どなたも個人での芸能界の人脈を持っていて、グループ内での役割とは違う自分を表現する場所があり、グループも個人も成功したと言うことが大きく、関係性の変化は避けようがなかった。
個人のそれぞれの関係性が若い頃より稀薄になっていったとしても、元々が自分達で自主的に組んで出来たグループではないので、本来ならこれ程永く続くとは誰も思っていなかったでしょう。
中居さんの中でのグループのあり方は全員が売れることを目標としてやって来ていたので、達成した後はご自分の司会業に力を入れていたことは明らかです。 30代になる前には既にスーパーアイドルグループになっていました。
芸能界を登り詰めた後の皆さん次の目標を決めてモチベーションを維持するのは大変だったのではと想像できます。
草彅さんを例に出しますが、ヨルタモリで夢について聞かれた時、無いと答えていてある意味子供の頃に叶ってしまっていると仰っていました。他のインタビューや映像にも、一日を一生懸命生きてその事が明日に繋がっているのでそんなに先のことは考えていないと言うニュアンスで語っていることを何度もお見かけします。
アイドルグループだったSMAPは、存在がそれ以上に大きくなりテレビで観るのが当たり前になっていたので、前例がなく解散する機会を失ってしまい、東日本の震災を期にグループとしてのモチベーションを世間一般で弱者と思われる人達の為にと支援を目的としてグループを存続させてきたように思います。
解散に至った原因は語られていないのでわかりませんが、原因は不仲ではなく(不仲ではあるけれど)グループ維持に対するモチベーションの違いが大きかったのも一因なのではと思います。
《解散に向かい始めたのは何処から》
2015年の雑誌インタビューで木村さんは海外に住んで仕事の時だけ日本に来たいと答えていてマネージャーに調整して欲しいと希望を話していました。毎週水木に収録があり、その都度飛行機で往復とは経費がかかりすぎて現実的ではないので、ご自分の都合に合わせて日本にいる間に集中して収録出来るようにスケジュールを調整して欲しいと言うことだと思いました。
グループ活動を続けるためにはスマスマは必須でスタッフや現場の負担を考えれば普通は無理とわかると思うのですが、そういうことも普通に雑誌に掲載されていました。グループを続ける意味を見付けることモチベーションについても共通の認識を持たなければと木村さんは言っていましたが、具体的にどうしたら良いかはわからないと書いてありました。
その後10月になって木村さんがジェイ・ストームが制作に名を連ねている無限の住人に主演することが発表され11月から撮影に入り、2014年のMr.SのコンサートDVDがまだツアーの途中で異例の発売となったことと合わせて考えると、木村さんの映像の権利だけが日付ははっきりしないですが2015年の何時かに ジェイ・ドリームからジェイ・ストームに移ったのだとわかりました。必然的にマネジメントをする担当が変わったと言うことで、まず木村さんが一抜けたとなったわけです。簡単に言えばタレントがマネージャーをクビにした。 そして時期が何時だったのかわかりませんが4人もジェイ・ストームに移るよう強要された可能性があります。
いやいや違うと思う方がいるなら説明をして欲しい、その時はまだグループでしたからグループ内で映像の権利が違う会社になるので利益の配分が問題になりますからそこで双方が弁護士を立てて話し合ったのでしょう。2016年の113以降に事実ジャニーズ事務所も公式にその事実があった事を発表していました。結果的に交渉は決裂し、2016年末で解散する事になった。その後は残務整理でジャニーズで受けた仕事をこなすため、新しい仕事は入れず3人は2017年9月に退社しました。
《公開処刑は多くの視聴者にショックを与えた》
5人での独立の話はなかったと中居さんは会見ではっきり明言していますが、会見場で話されているのでいろんな思惑が交錯していますから、そのまま素直には信じられません。
もしもそれが本当なら、118の公開処刑と言われている謝罪会見がスマスマで放送されたのは何故なのでしょうか。彼等はいったい誰に何を謝罪したのでしょう。草彅さんは「ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれて僕らは今ここにたっています。」と。(まだ見直す気持ちになれないので少し言葉が違うかもしれません、すみません。)木村さん以外の4人はTVを使って事務所の社長のジャニーさんに謝ったことを視聴者に報告させられました。木村さんだけが4人とは別扱いでした。木村さんは「このままでは空中分解になる」と言ったと思いますが、冷静に考える思考が戻りつつある今ならご自分が原因ではと突っ込みをいれたくなります。
ほぼ同時期かその少し前かも知れませんが飯島さんが ジェイ・ドリームの役員を解任されジャニーズ事務所も解雇されています。ここはブラックボックスで憶測ばかりで誰が正しい事を話しているのか全くわかりません。しかし、解散後に木村さんの周囲から長年一緒に仕事をしてきたスタッフが段々にいなくなっていった事からも、木村さんが信用を失ったのは確かだと思います。
《中居さんの退社が3人よりも2年半遅れた》
会社からは引き留められなかったと笑い混じりに話していましたが、3人は既に退社していますし中居さんもこの3年間事務所に優遇されていたかと考えるとそうは見えませんでした。
結局事実上木村さんだけが希望が叶い(海外に住んではいませんが)、4人は退社に至った現実を見れば何があったかは明らかでしょう。後ろから殴られたや刺されたと言う表現は、自分が仲間と思っていた人に裏切られた時に使う言葉です。中居さん、草彅さんは気持ちを言葉に表していたんだと思います。
中居さんの会見で放送された部分で気になったのは事務所に残った理由を聞かれたところです。ここだけ書き起こしたいと思います。
************
「解散の時にいろいろ模索されましたというなかで、中居さんがその当時事務所に残られるって決めた理由は何だったんでしょうか?」
「あ、まあ具体的にこれだっていうね要因が、この一つって言う事でもないと思います。やっぱり5人だったので、ん~自分の事も勿論ですけども、ん~残ることがもしかして3人にとっても、誰々にとっても、会社にとっても、僕にとってもって思って僕は残ったんじゃないかなって思います。その決断が判断が、ん~ミスだったのか、判断能力がちょっと低下していたのかと言うのは、今振り返ってみると通常の何かアレじゃなかったのかなと思っても、でも自分で決めた事ですから、ん~でまあ結局残って3年間その間解散して残って3年2年か、で今に至っているわけですから、そこの中で決断て言うのはこの3年間いろいろ、ん~どうだったんだろうなって考える、う~時間だったんじゃないかなと思いますよね。」
**********
文字にすると、中居さんの話は質問の答えとしては無駄に長くて最後は自分の決断が間違っていたかもしれないと3年間いろいろ考え続けた話しになってしまった。要約すると事務所にに残った理由は自分のためと自分以外の全ての人のためで今思えば判断は間違っていたかもしれないと言うことらしい。木村さんの為にはなったがむしろ3人の為にはならなかったと全く関係無い自分は思ってしまった。
《中居さんと新しい地図の共演があった場合/不安に思うこと》
草彅さんの一ファンとして一番不安に思うのは、もし共演があった場合に中居さんがSMAPの時の草彅さんや稲垣さんへのイジリをまた当時と同じ様にする事です。
3人一緒の仕事の時の空気感はこの2年半でだいぶ変わりました。お互いに思いやりを持って接しているし年齢による上下関係もほぼありません。トークも特にオチをつける必要もないし、無理矢理面白くしなくてもほのぼのしていて楽しいし、3人になってからそれぞれが注目される時間も増えてより魅力が発揮されていると思います。
今回の会見でも中居さんが草彅さんの名前を出して話の流れでオチに使っていました。この場面をテレビでみた人がツイッターで「草彅をオチに使ったのが上手い」と草彅さんを一段低い扱いにする人が出てきているのがファンとしてはとても嫌です。
スマスマでも草彅さん稲垣さんは何度もオチに使われていました。グループでの役割とは言えよく我慢しているなぁと、自分だったら我慢できない二人は強い精神力だなぁと見るたびに思っていました。
全て杞憂に終われば良いのですが。