先日、東急シアターオーブでブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」(来日版)を観てきました!
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舞台はイギリスの田舎町ノーサンプトンにある老舗の靴工場。
父親の期待に反して跡を継がず、ロンドンに出ていたチャーリー。
ところが、父親が他界。急遽跡を継ぐことになり、経営に行き詰まった会社を立て直さなくてはいけなくなり四苦八苦。

そこへ出会ったドラァグクイーンのローラ。
ボクサーの父親に「男らしく強く生きろ」と子供の頃から望まれながらも、期待には応えられず、正反対の道を選んだローラ。

共に親の描く理想の息子にはなれなかった2人が、模索したり衝突したりしながら、靴工場の危機を救うべくドラァグクイーン用のブーツ(キンキーブーツ)を一緒に作り上げ、友情を深めていくハートフルストーリー。

2005年イギリス・アメリカ合作の映画版では、「ラブ・アクチュアリー」でキーラ・ナイトレイの旦那さん役を好演していた俳優キウェテル・イジョフォーがローラを演じていて、繊細な表情の変化から胸の奥の切なさがぐっと伝わる演技が大好きだったので、ミュージカルではどんな俳優さんがどんなローラを演じるのか、とっても楽しみでした!

そして、今回のミュージカル版では、J.ハリソン・ジーが魅力的な声と圧倒的な歌唱力&ダンスで、ダイナミック且つ繊細にローラを演じていました!

特にショータイムの艶やかさや迫力は圧巻。
衣装も華やか!
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リズミカルなショーナンバーに乗せて自然と客席から手拍子が起こっていました。

ローラとチャーリーが歌った曲「Not My Father's Son」(自分は父が思うような息子じゃない)では、父親と分かり合えなかった物悲しさが滲み出る2人の切ないハーモニーに涙。

同じ境遇でなくても、国は違っても、自分の道を親に反対され反発したり、どこかで親の理想の子供にはなれなかった自分を憂いたりと、似た感覚を経験したことがある人は多いと思います。

私もその一人。

だからこそ、自分の姿を重ね合わせてぐっと来てしまいました。

このストーリーの好きなところは、最後はポジティブなパワーに向かっていくところ。

生まれ育ち、家族との関係、職場の環境…
どんな状況においても、結局境遇を言い訳にして嘆いても何も始まらないということ。

明るい未来にしたいなら、自分が変わる、自分で意識を変えて行動に移すしかないのだということを教えてくれます。

明日に向かうパワーをもらえるミュージカル「キンキーブーツ」、まだ観ていない方には是非是非ご覧ください!オススメです♪
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「キンキーブーツ」来日版
東京公演は、10/30まで。
大阪公演は、11/2〜6。