契約から266日目
今回は、透湿防水シートの施工についての問題点です。
商品名は、タイベックシルバーを使用しています。
全厚0.16ミリのシートで、表面に0.02ミリの厚さのアルミがコーティングしてあり、
遮熱と防水を受け持つ、家にとってとても大切なシート(ラッピング)です。
5日前に現場前を通りかかると透湿防水シート(以下、タイベック)の施工が終わっていました。
私の第一印象は、かなり余裕がある様に、たるみが多く見えました。
ゆるみ、たるみの下に、何か隠れていそうです。↓
日を改め、営業さんに電気工事の確認と共にタイベックの施工状態を確認して頂いたところ、
他もこんな感じですよと言われました。
その後、建物に入りベランダに出た時に、破風の部分にタッカーの針(ステープル)が多数残っているのに気づき、
目を少しずらしてタイベックの表面をなにげに見ると、
表面が凸凹している様に見えました。
タイベックに打たれたタッカーの針が、浮いているものもあります。
極軽くさすってみると、明らかにタイベックの下に残っています。
それも、台風直撃の時に張ったブルーシートを固定していたのもあり、
取り払っていないタッカーの針は、沢山ありそうです。
そして本日、住友不動産の責任者含めた打ち合わせで、住友不動産から
どこも同じ作業方法をしているし、今まで問題ない、と発言があったので、
その時は、タイベックについての知識はありませんでしたので、
それではと、タイベックの上から叩いて、タッカー針を潰して、その上に防水テープを貼ることで、
作業を進める事になりました。
(納得はしていませんでしたが、他の現場も同じなら仕方ないかなと!)
次の日、確認の為にタイベックデュポンのHPを閲覧し、記載されていた施工方法では、
タッカーの浮きは、無き事と記載されてます。
この家は、浮きのあるタッカー針は、沢山あります。(仮止めなら、浮いてもいい??)
下地の処理についての記載が無かったので、
直接タイベックの代理店に連絡し、写真数枚をメール添付したところ、
タッカーの針が残っていた場合は、取り去ってから作業するのが筋ですと回答がありました。
針の穴についても伺ったところ、折角の良い商品の性能が発揮できませんと言われ、写真をみて、全面張り替えを推奨されました。
又、タイベックデュポン本社にも、同じことを伺って見ましたが、
やはり、全面張り替え推奨で、タイベックの下には、タッカー針を残さない様に
工事してもらってほしいと回答頂きました。
この写真を見て、これが新築ですか?と疑問に思います。
作業がどんどん進められていて、当初無かった補修テープもみえます。
補修テープを貼った方が、中の状態が分かりやすくなってます。
上階は補修テープだらけ、ストップしているのに、進んでます。
本社及び代理店のお二人から張り替えを推奨され、それを元に住友不動産には、
再度張り替えを要求しており、
現在、メーカー、施工店含め、現地で確認の日程待ちとなっています。
※※下地の確認について、住友不動産での施工方法がどうなっているか、監督さんに確認を求めています。
5日経過してますが、今だ連絡がありません。(下に回答記載追記致します。)
タイベックの上にサイディングが施工されれば、以後目に留まるものではないですが、
陰で重要な役目を担っている大切な機能部品なので、
ここまで作業が進んでいるから!大丈夫!他と同じ!今まで問題ない!
ではなく、品質第一で解決されればと思っています。
施工時に、下地の確認はしないのでしょうか?
常識的に、作業前には下地の確認は、するものではないですか?
ほとんどの施主は、あまり現場を見に来ないそうです。
まだ、結果はでていませんし、
外壁工事は、ストップしているはずです。
10月9日追記
住友不動産の監督さんから、上記質問の回答がありました。
社内のタイベック施工方法について、施工前に下地の確認指示は、ありません、とのことでした。
又、同日の立ち会い時に、デュポン社(タイベックシルバー日本総代理店)のご担当殿からは、
施工方法(施工前)に下地の確認は記載しておりませんが、
下に何もないことが、前提としています、との発言をお聞きしています。
下地確認は、当たり前なので、わざわざ記載しないというスタンスの様です。