2023年12月1日
北陸旅はすでに何度か紹介しているが、飲んだお酒を中心に
◆キリンラガー
以前に書いたころがあるが、キリンビールのメインブランドは今や一番搾りで、このラガーは飲み屋ではあまり見かけなくなった。私はキリン独特の苦味が好きで、あえてこれを買うこともしばしばである。
この写真は金沢駅のおでん屋『黒百合』で。金沢おでんは初めて食したが、意外なほどあっさり味。
素材に個性があるそうで、蟹やバイ貝、赤串などは金沢特有のものだろう。この後熱燗をお願いした。おでん鍋の片隅にちろりが温まっているのは風情がある。おでんには熱燗が似合う。
同行の友人(金沢出身)は、日本酒が好きというわりに、純米でないとダメ、山廃は嫌い、燗酒も嫌いといろいろ注文がうるさい。なので悪いが私一人でいただきました。写真には映っていないが『石川門 山廃』だったかな。美味しうございました。
◆手取川 純米大辛口
香林坊といっていいのだろう。お目当ての店が休みだったので、ならびの『いずみ野』という店にふらりと入ったらこれが正解だった。注文もしないのにどんどん出てくるので途中でとめてもらった。で、注文したのはのどぐろのみ。最近は、のどぐろでも金目鯛でも何でも刺し身や握りずしで喜ぶ向きもあるようだが、元々のどぐろは焼きで食す魚だろう。
まぁ高価な魚なのでいちおうありがたく頂戴したが、格別旨いとは思わなかった。
お酒は昼間も飲んだ「手取川」純米大辛口。美味しくいただきました。
◆手取川 純米大吟醸。
和倉温泉での夕食。ホテルは、加賀屋グループのひとつで、食事の対応をしてくれる女性が最高に行き届いていた。さすが有名温泉旅館チェーンの従業員教育はレベルが高い・・と思ったらなんと派遣社員でしかも二十歳という若さ。次は指名したいくらいだった。
今回の金沢旅では手取川をたくさん呑んだ。
で、これがその時の料理。
会社時代の同期といっしょに行ったのだが、部屋はひとつでよかろうということで一室の予約。食事を終えて部屋に戻ると布団がぴったりとくっつけて敷いてある。う~む。これは旅館側がどう判断した結果か。66歳と67歳の爺二人。
◆ワイン 勝沼産100% (シャトー勝沼 Bailey A)
町内会の旅行で山梨のワイナリーへ。
今年度は自治会の役員を務めているので、顔を出した方がよかろうと。
週末のためワイナリー自体の見学はなく、単にショップで試飲と買い物だけ。
普段の家飲みの値段の3倍くらいのワインを奮発(というほどでもないが)しました。
さすがにいつものよりは深みがあり、和食で言えば「こく」があったような気がした。
美味しうございました。
◆菊水の辛口
上野で友人と昼飲みした後さらに二次会
柳家小さんが上野鈴本演芸場での高座を終えた後によく立ち寄ったという蕎麦屋「蓮玉庵」。
常連らしきジジババのうち一人の婆がやたらうるさい。
それ以外は満足。菊水は新潟の大手(たぶん石高で2位)。この店はこれ(本醸造)しか置いていないらしい。友人は純米酒しか飲まないので不満げであったが、本醸造でも旨い酒はある。そば(頼んだのは天せいろ)には日本酒が似合う。天ぷらも美味しうございました。
これが蓮玉庵。鈴本のすぐ裏手。