2023年9月23日

千葉市動物公園
 

 

 子どもが小さい頃はよく行った。この日は息子がビアフェスティバルに行くというので、娘も一緒に三人で行ってきた。



 

 動物園というのは、あるいは水族館でも、いくつになっても楽しいものだ。

 雨模様とあって土曜日というのに閑散とした園内は、却ってストレスもなく自分たちのペースで回ることができた。


 

 ビアフェスは思いのほかしょぼかったものの、幕張で醸造しているとかいうエールはなかなかのお味でしたよ。今ひとつ胃腸の具合ががすぐれず、一杯でやめたのは残念だった。

 

 ビールの栓を店員のお兄さんが開けてくれたのはいいが、栓抜きの使い方を知らないらしく、妙な方向であてがうものだからうまく開かない。二十代前半と思しき彼は、ものごころついた時から、ペットボトルか缶の飲料しか飲んだことがないのだろう。うちの娘だって栓抜きを見て、どうやって使うのか悩むくらいだ。最近はガラス瓶でもスクリューキャップが主流だから無理もない。栓抜きとか缶切りとか、あと10年くらいで骨董品扱いかもしれない。

 

 

【ニシゴリラ】

 たぶん正式にはニシローランドゴリラだと思う。マウンテンゴリラに対する種名だろう。

 名古屋の東山動物園のシャバーニという名のゴリラが、イケメンで有名だが、この千葉動物公園のモンタもなかなかのイケメンであるよ。

 

 

【ハシビロコウ】 

 動かないことで人気を集めたが、この個体は人懐こくけっこう動くらしい。飼育員が入っていくと、ご飯をねだってお辞儀のようなポーズをとるそうだ。

 

【チーター】

 この歌舞伎メイク。精悍な顔立ちと相俟ってかっこよ。

 

 

【レッサーパンダ】

 千葉市動物公園を全国区にしたレッサーパンダの風太くん。御年20歳でまだまだ元気である・・が、この個体は風太くんではない。たぶんそのやしゃご(玄孫)くらい。

 ひ孫が曽孫でやしゃごが玄孫。その次(ひひひ孫)は何というのかというと「来孫」だそう。さらにその次(ひひひひ孫)は「昆孫」というのだそうだ。動物園に来て勉強になった。

 日本各地の動物園にいるレッサーパンダは圧倒的にこの風太くんの子孫が多い。

 

 ジャイアントパンダもそうだが、レッサーパンダも生息地はウイグルであり、北京政府が動物を外交や外貨獲得の手段に利用してきたわけだ。今やGNP世界2位の中国であるから、もはや外貨獲得における貢献度は低いのだろうけど。

 

 

 柵にかけてあった表示を信用すれば、これが風太くん。この後外に出てきたところを見かけたが、若い個体と違って尻尾が細っており毛並みも艶がなく、いかにも年とったねという感じ。もちろんもう2足直立はしない。

 いつまでも・・というわけにはいかないが、元気でいてくださいね。

 

 

 

動物公園内に咲いていた白いヒガンバナ。

5年くらい前に愛知県で初めて見たが、最近ほかでも時々見かける。