こんにちは
相続専門のハートリンク行政書士法人です。

先日、私の親友の子どもに私の仕事を聞かれたましたが、その子はまだ5歳児、なんて言えば伝わるだろう?

こんな経験、みなさんもよくありますよね?

そんな時には私と同じように、次のように優しい言葉で話してあげてください。


1. 「そうぞく」ってなに?

(基本のキ)

ある日、お家の中で一番えらい「王様(または女王様)」が、遠いお星さまに旅立つことになりました。

でも、王様はこれまで持っていた「大量のオモチャ(お金や家)」を、お星さまには持っていけません。

そこで、残された家族のみんなで、「このオモチャ、誰がもらう?」と決めること。

これが「相続(そうぞく)」です。


• ポイント

勝手に早い者勝ちで取っちゃダメです。それは泥棒さんです。ちゃんとルールがあります。

2. もらえるのは「キラキラ」だけじゃない

(プラスの財産とマイナスの財産)

ここが一番の落とし穴(トラップ)です。

王様が残してくれた箱の中には、二種類のアイテムが入っています。


• キラキラアイテム(プラス): お金、お家、車、宝石、Nintendo Switch。


• ドクロマークのアイテム(マイナス): 借金、未払いの税金、誰かへの保証人。


相続とは、この箱を「丸ごと受け取る」のが基本ルールです。


「Switchは欲しいけど、借金はいらなーい!」というワガママは、基本的には通用しません。これを「全部セットの法則」と覚えてください。


※ただし、裏技(相続放棄)もあります。それは後で教えますね。



3. 誰がもらえるの?

(法定相続人の順位)

王様のオモチャをもらえる人には、「優先チケット(順位)」が配られています。

これを法律という名のゲームマスターが決めています。


• 絶対王者: 奥さん(または旦那さん)。この人は常にチケットを持っています。最強です。


• 第一グループ: 子供たち。奥さんと一緒に分けます。


• 第二グループ: 子供がいない場合だけ、お父さん・お母さんに順番が回ってきます。


• 第三グループ: 子供も親もいない場合だけ、兄弟・姉妹に回ってきます。


隣のおじさんや、王様が可愛がっていた猫は、基本的にはもらえません。残念でした。



4. 「魔法の手紙」の力

(遺言書の存在)

でも、王様が生前に「遺言書(ゆいごんしょ)」という魔法の手紙を書いていたら、話は別です。

この手紙に「すべてのオモチャを、愛人のジェニファーにあげる」と書いてあったら……

なんと、法律のルールよりもこの手紙が優先されちゃいます!(※厳密には家族を守る「遺留分」というバリアがありますが、5歳児には難しいので割愛)。


だから私は「遺言書を書こう」と勧めるのです。これが最強のルールブックになるからです。



5. 「いらない!」と言うチャンスは3ヶ月

(相続放棄)

もし、箱を開けたら「借金」しかなかったら?

その時は、「僕はゲームに参加しません(相続放棄)」と宣言できます。

ただし、期限は「王様がいなくなってから3ヶ月以内」。

ボケーっとして3ヶ月過ぎると、強制的に借金を背負わされます。国は待ってくれません。冷酷ですね。



 Dr. はとりんのまとめ

どうですか? 5歳にも伝わりますよね?


要するに相続とは、

「亡くなった人が残した『ご褒美』と『後始末』を、誰が引き受けるか決めるラストゲーム」

のことです。


仲良く分け合えればハッピーエンドですが、人間はお金が絡むと性格が変わりますからね…。


みんながハッピーエンドになるように、遺言書(ゆいごんしょ)を作りましょう!!