小さな小さな指で

となりにいた姉の指を握り すやすや愛しい子


晴天の廊下から庭に向かって

大きな口を開けて

泣き続けた子


私は抱きしめてあげることが出来なかったな

ごめん。


遊んでいると

草むらの坂道

靴が片方無い!

泣き顔のあなたの靴を探して日が暮れて


あなたが誕生日を迎える日

毎年 この光景を思い出す


けれど 私は嫌われているのでしょう?


若い頃から 手紙を書いても書いても

返信は無く

やっと返事が来たと喜んでも

長くは続かない


あなたに何かあれば

どんなことをしても

駆けつけると言葉にした日

気持ち悪いと吐き捨てられた


最後に会った日には

しっかりマウント取ってきたよね(^^)

あなたを黙らせる方法など

いくらでもあるけど

使わない。

姉にマウントを取って 

許容出来ない弱い自分を必死で隠す子。

怒りをコントロール出来なくなるのは

庭に向かって大きな口を開けて泣いていた頃と同じ


だから

愛しいけれど 

思っているだけでいい


あなたに伝えない

もう嫌われたくはないの


それでも妹の小さな指が

私の記憶にはある 私の宝物

それだけで どんなに傷つけられても愛しい


愛しいからこそ

近くに居られない

ハリネズミのジレンマ

傷つけたくも無いし

傷つきたくも無い


誕生日おめでとう。