なんとも言えない怖さを生み出している原因はいくつかあります。
知らないから怖い。それは絶対にあると思ったから自主読書週間。
ここ2週間で読んだ本を書き留めておきます。

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死亡直前と看取りのエビデンス [ 森田達也 ]
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森田氏は聖隷三方原病院副院長・部長(緩和支持治療科)は緩和ケアで多数の書籍あり。
エビデンスは治療法について効果についての証拠や検証結果・臨床結果のことらしい。
これは実証研究から得られたデータをもとにいろいろと。患者さんのみが普通なのかなと思いますが、家族はどうかという視点でのアンケート等の調査結果も結構載っています。
どちらかというと緩和ケアの観点からで、対象は癌末期の方がメインと感じます。
幸いなことに痛みをとったりする緩和ケアは大丈夫そうなのでそういう点では関係ないという部分のページも多数ありましたが、冷静に客観的にデータの蓄積から得られる情報で読んでよかったです。

今回の購入シリーズの中では一番母は絶対にお勧めできない小難しさがありました。
付箋をはってここだけはというところがいくつかありました。
1章の1「死亡までに生じる変化と機序」、3「輸液:する?しない?と輸液の価値」の中の特に「いのちの象徴としての輸液」はちょっと前まで、いや今も目の前にあるもので。
また、他にもこれからあるかもしれないこと、2章の3の「死前喘鳴に対する家族の体験と希望するケア」で知っておこうよというもの。
これ以外は目指せ穏やかな老衰であればあまり関係ないかな~とは思いました。

データに基づいた感が素晴らしくて、しかも家族がどう感じだかのデータもあって、ただ思いのまま書いたような本よりよっぽど自分が欲した情報でした。
鼻唇溝が耳の下のほうに下がることというのは自分が読んだ本ではこれだけの記載。

この本高いので出来たら図書館に行って借りたかったです。。。
A4サイズの為、電車の中で、特に座れず立ち読みには大きい持て余しサイズでした。