生木地蔵様
(生きてる木に彫ったお地蔵様・上40年、下江戸時代頃)
をはじめ、

沢山の神様に守られている、
平家伝説が残されている
切山。

ものすごく山深い地で
平飼い雄雌混合で、
薬などを使われず
元気いっぱいに育っている鶏さんと
その卵。

育てているのは、
この道約40年の参鍋さん、
そして、廃業を考えていた参鍋さんから
思いがけず事業継承すると
ベストなタイミングで弟子入りされた2人の若者、
阿部さんと参鍋さんの息子さん。

↑阿部さんと参鍋さん

切山集落に住む方々は、
平家の末裔で、

三種の神器と海に入水したといわれる
かの有名な安徳天皇を、半年間、
この地でお護りされたのだとか。

その内のお一人の子孫である参鍋さんは、
元々、お父様の代では薬漬けだったブロイラー養鶏を手伝っておられたけれど、
嫌気がさして辞め、

薬や添加物など全く使わずに、
自家配合の餌で
鶏卵作りの養鶏業に転業。

どなたかに似てるなーと思いながら
お話ししていたら、

自然栽培りんごの、木村さん!

木村さんはお会いしたことないですが、、笑

この参鍋さんの卵ありきで
開発された


焼きドーナツで、卵の膨らみ具合が半端ないのか、
食べたらシフォンケーキのようにふわっふわ。

GBCのスタッフさん曰く、
「黄身が美味しいのはもちろん、
 餌ではなかなか変えることができない
 白身の質が違うんです!」

「卵アレルギーの子が、
 参鍋さんのは症状が出なかったと
 仰ってました!」
と。


標高450mで延び延び育っている
鶏達は、防疫の関係で
会うことは叶わなかったですが、

鳴き声がパワフル過ぎて、
その鳴き声に比例して、
卵の味もパワフル!そして奥深い、、、




軽自動車でさえ、都会人は
脱輪→崖転落
しそうな道を登っていくんですけど、、


↑これは生木地蔵さんへの歩道ですが、、、
概ね、こんな感じの道です。

子供が1人も居なくなってしまった集落に、
参鍋さんの想いと鶏達を継承しようと、
2人の若者が弟子入りされたのは
とても素晴らしいことで、

いつまでもここで、
美味しい卵を沢山、
鶏さん達に産んで欲しいなぁと
思うのでありました。

しかし、、

お地蔵さんもそうですが、
神社や重要文化財である
真鍋家住宅、その周辺施設など、
毎日、村の方々がきれいに
お掃除されておられるそうで、

本当にこの地を大切にされていることが、
よくわかるし、

都会に出た方々も、
なにやら皆さん出世されて、
遺跡など保存に尽力されているのだとか。





ものすごく居心地の良い、
素晴らしい場所でした。



卵もまた、+いくこさん家の食材でも
扱わせていただける日が来るのを
私も楽しみに、、、

(夏はどこも産卵数が極端に減ります)