うちの子は大丈夫。

事故、病気、事件、いじめ、、、
などなど、身近な人や、
日々メディアなどで
ニュースになったりする出来事を
みたり聞いたりしても、

他人事のように思い、
きっと自分ももしかして、とか、
うちの親が、子が、パートナーが、、

と考える人は、
それほど多くはないと思いますし、
実際、私もそう。

ガンのことを研究したいと
勉強嫌いの女子高生がなんとなく目指した
研究者には、結局ならなかったけれど、

気づいたら、そのことについて、
学んでばかりいた30代の私。

別に自分がガンと言われたわけでも、
家族も再発していない、
そんな状況で、ガンにならないために学ぶということに、
いつからかなんだか違和感を感じ、

健康でますます元気に行きていくために学ぶ
という姿勢に変えた
バカボンのパパと同い年になった私は、

先月末から足の痛みがなかなかひかない息子を
やっと整形外科に連れて行きました。

ただのすじ違いとか、
肉離れ?とか、なんかそんな感じかと思っていて、
病院に行くのがあまり好きではない私は,


病院の中でも超長時間待つ整形外科に
なかなか足が向かなかったのです。

その日は午後から予定があり
いくらなんでも午前中に診察が
終わるだろうと思っていたのが甘かった。

9時に受付し、
多分診察は早くて13時ごろと告げられて、

「もーこれだから整形外科はー…」

と内心イライラ。

イライラの私とは違って、
息子は院内に全巻あるドラゴンボールの
漫画が読めると大喜び。

そんなこんなで診察は14時になった。

すでに、予定遅刻。

そんな中、
念のためにレントゲンを撮影をと
さらに私はイライラ。

レントゲンも嫌いなので^^;
「そんなん撮らんでも大丈夫やろ」
と思ってましたしね。

で、レントゲン写真を見ましたらね、
折れてました。

折れるというよりは、
骨が欠けたり、
ヒビが入っている状態。

ただの骨折かと思ったら
先生の口から出たのは

「腫瘍」

でした。

その言葉を聞いた時、
頭が真っ白に。

自分の体ならまだしも、
前途ある息子の体に出来るとは。

本当に、想定外でした。

そして、自分の都合を優先していた

自分の愚かさを悔いました。


先生によると、
骨にできた腫瘍が原因で、
骨がもろくなり、ヒビが入って
なんとか繋がっている状態。

運動はもちろんのこと
歩くのもよくはない。

松葉杖生活に。

すぐに血液検査を行い、
翌日、私も受けたこともない
MRIを、息子は受けました。

腫瘍が良性か悪性かを
調べるために。

本当にいろんなことを
考えました。

母乳ではなく、ほぼミルクで
育てたからだろうか?
離乳食は、和○堂を多用したからだろうか?
電子レンジでまだ硬いかぼちゃを
無理やり食べさせてたからだろうか?
妊娠中ケンタッキーのフライドポテトばかり
食べてたからであろうか?
ビスコやアンパンマンパン、ジュースを
与え過ぎてたからだろうか?
一歳から牛乳を与えたからであろうか?
ワクチンを全部受けさせたからであろうか?
事故後間もない原発の近くに幼い頃

連れて行ったからであろうか?

いや、そもそも、私が結婚前、
OL時代毎晩飲み歩いて、
食生活も栄養状態も最悪だったからだろうか?

と。

元々自分を責めるのは得意だったので、
なんぼでも出てくる。

腫瘍など一夜でできるものではないから、
良性であれ悪性であれ、
 

腫瘍の元が、生まれた時からか、
生まれてからすぐからあって

徐々に大きくなったのか、

細胞の突然変異を
消滅させる機能が

何かが原因で衰えてしまったのか。。

じっとしてれば、
悪いことしか考えないので、
とにかく、いつもと同じように動き、
SNS投稿も続けた。

そうしないと、
いてもたってもいられないから。

近しい友人や、
会う予定だった方々にも連絡。

みな、優しかった。

そんな中、
結果が出た。

「多分、良性でしょう」

と。

正直、腫瘍に関して、
最悪の場合まで想定していました。

ただ、私の周りには
腫瘍に関してプロフェッショナルな人達が
幸いたくさんいてくれる。

だからたとえ、
最悪の場合でも、
希望を持とうと、
そこまで考えていた中での、
良性。

ホッと一安心するも、
良性と悪性の違いは、
転移しないかするか。

良性だっていつ悪性になるかわからない。

しかも良性とはいえ、
腫瘍範囲が広い。

骨の腫瘍部分を取り除くということは、
そこに骨の代わりを入れなければ、
歩けない。

今でこそ普通に歩けないので、

ほおっておけばいいものでもないのだろう。

これからまた腫瘍専門医と
話し、今後の治療方針を
決めていくことになります。

私にできることは、彼の
自然治癒力を高められるように、
いろんな面でサポートすることくらい。

普段、家族のこととか、
書くことはないですが、

骨の腫瘍に関して、
特に良性のものは
ネット上にはあまり
情報もなく、

本も専門書が多いので、
もし、同じように、骨に腫瘍が
見つかった人が、


私と同じようにネット上で情報を
探していたらと、
綴っていこうと思いました。

私が病院嫌いでなければ…

成長期の子供が
足を痛がるのは普通だと
思っていなければ…

もっと早く腫瘍を見つけられたかもしれない。

具体的に何かは分からなくても
子供の何かがおかしいと分かってあげられるのが
お母さん!

と偉そうに話していたベビーマッサージ講師時代、
ちゃんちゃらおかしいぜ!

と、自虐してても仕方ないので、

彼がまた、普通に飛んだり走ったり
出来るようになるために
全力を尽くします。

しかし、
今回のことで、
あらためて、息子は
いろんな人に愛されているなと
実感しました。

自分に正直だからだろうか。

 

私が小学生の頃は

校長先生なんて縁がなかったけれど、

 

今は「Tです」とPTAで名前を言うと

「あーあのTくんの!」

と校長先生にまで言われる有名人?!

 

どのTくんかは分からないけれど^^;

そんな彼は、
母である私には
言えないことを抱えていて

それが腫瘍という形で

出てきたのかもしれない。



↑町内の親御さんが花火の火つけという
重要な役割を任せてくれていたことで張り切る息子

身長が私と変わらなくなり、
声変わりも始まり、
思春期突入した
彼にとっても、

今まで地に足がついてなかった私にとっても
重要な年になりそうです。

世のお母さん、お父さん、
私のように病院が嫌いでも、
待つのが面倒くさくても、


子供が足とか痛がってたら、
評判の良い整形外科に連れて行ってあげて
くださいね。

 

進歩した医療と科学のおかげで

腫瘍を見つけることができました。