今回の旅は5月24-25まで、二日間恩施を滞在しました。 この時期は一番茶も終わり、生産現場を見ることができませんでした。 茶の製造機械をみせていただきましたが、 稼働していないとやはり印象が薄く、また、どのメーカーさんも 釜炒り富硒茶と蒸し製恩施玉露両方を作っていますので 機械も兼用しているのではないかと憶測してしまいます。
メモとしてよく言われている恩施玉露の製造工程をここで記録しておきます。(正確かどうか要確認です。)
茶摘み → 蒸しで殺青 → 扇涼(散熱) → 炒頭毛火(機械で炒る工程。詳細は不明) → 揉捻 → 炒二毛火(二度目の炒り、これはメーカーによってやらない場合もある) → 整形上光(茶の形と光沢をつくる) → 乾燥 → 選別 → 包装
また、整形上光(茶の形と光沢をつくる)という工程は 手作業で行う場合もあります。 古法を復興させるという意味でネット写真やテレビによく映られるような光景です。
中に日本カワサキ精揉機もありました。 話を聞くと実際はあまり使っていないそうです。 “精揉機を使うと、茶の形状が細かくなるので 緊細圓直 形似松針という従来の恩施玉露審評基準にあわない” 。。。。うん、同じ蒸し製と言ってもいろいろ思惑があるのですね。
中国語訳: 这次在恩施呆了两天。5月24-25日。这个季节,恩施的春茶已经结束,所以很遗憾,没能看到恩施玉露的生产过程,换句话说,她是怎样作出来的,与我,还是个未知数。 为了弥补遗憾,大家带我参观了企业的制茶机器,也算是对恩施玉露的制作有了个初步的了解, 整体感觉是虽然是蒸青茶,却和日本的蒸青绿茶的机器,大相径庭,倒是觉得有很多炒青绿茶的机器存在。 大概原因之一,是几乎所有的恩施玉露厂家都不仅仅作蒸青,蒸青只是他们的部分产品(而且大多数的时候,是小部分产品)。
蒸青和炒青兼做,大概机器也会尽量设法兼用,这样效率会比较高些。
在这里将恩施玉露的工艺记录如下。这个记录是否准确,尚待明年再去学习才有定论。
采摘 → 蒸青 → 扇涼(散熱) → 炒頭毛火 → 揉捻 → 炒二毛火 → 整形上光→ 乾燥 → 挑拣 → 包装
其中的整形上光也有用手工制作的,这类手工操作,上镜率比较高,大家也可以在【茶,一片树叶的故事】中看到。 有趣的是,在排除了几乎所以日本蒸青制茶机的情形下,在工场的一角发现了川崎制茶机器公司的精揉机。
“在用吗?”我问, 企業的技術人員告訴我,“不常用”。 “為什么呢?”我又问。 回答是用了之后茶叶的外形会変碎。 而恩施玉露要求外形緊細圓直、形似松針。
看来,同是蒸青緑茶,中日两国対茶的要求和趋向还是差异挺大的。(by Jun-雨亭)
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