景徳鎮技法9:豆彩(闘彩) | 船橋市茶文化資料室

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景徳鎮の技法9:豆彩dòucǎi(闘彩)

豆彩は闘彩とも書き,明時代成化年間(1465-87年)の景徳鎮官窯で完成された手法である。文様の輪郭を青花の細い線描きであらわし,いったん本焼きしたのち,上絵具を 丁寧に塗り分けて焼き付けている。20140828追加。
博物館や美術館で景徳鎮瓷器を見る時、よく
「豆彩」、「粉彩」、「五彩」のような解説が見られる。
その区別は。。。私はまだわからない。

今回の旅で「豆彩」に関してはすこし理解できるようになった。かな。


「豆彩」
青花で輪郭線を描き、透明釉をかけて高温で焼成したのち、さまざまな色(赤や黄、緑、紫等)を塗って埋める技法。
「闘彩」の字をあてることもある。

始まりは明代宣徳年間(1426-35年)だと言われているが、この時の「豆彩」の伝世品は知られていない。上の写真は東京国立博物館の豆彩束蓮文鉢。




景徳鎮で購入した「豆彩鱼藻紋飲杯」。
青花で縁取りした線がよくわかる。
これが「豆彩」の一番の特徴だと友人が教えてくれた。

「追伸」:
「豆彩」の飲杯と言ったら「明成化、豆彩鶏缸杯」は最も有名。景徳鎮の市場にも沢山復刻品が見られる。