2013年07月02日の記事
タイトル:景徳鎮十大瓷厂(景徳鎮の10大国営企業)
一昔前の話である。今はこの10大国営企業は殆んど破綻。
清朝末期の中国は老大帝国の終焉を迎え、内戦が続いてた。景徳鎮陶磁器業界もかなり打撃をうけていた。49年、新しい中国が創立。景徳鎮の陶磁器業界は再編成がスタートした。
景徳鎮の人々はこの時にできた10大国営企業を
「十大瓷厂shídàcíchǎng」と呼んでいる。
「十大瓷厂shídàcíchǎng」を略字で言うと
①建国
②人民
③新華
④宇宙
⑤東風
⑥芸術
⑦光明
⑧紅星
⑨紅旗
⑩為民
である。
詳細について
景德鎮市人民瓷厂:
1956年華光、群益、光大三つの会社を合併し、“景德镇第三瓷厂”としてスタート。
1957年「新平瓷厂」という名前へ変更。1969年現在の名前になった。
景德鎮市建国瓷厂:
1950年10月設立。新中国が建国以来初の国営企業。
景德鎮市芸術瓷厂:
原名は工芸美術瓷厂,1960年設立。1972年現在の名前に
景德鎮市紅星瓷厂:
1958年、第十一と第十四瓷厂を合併し、設立。
景德鎮市紅旗瓷厂:
1957年第六、第七と第九瓷厂を合併し、設立。
景德鎮市為民瓷厂:
1965年建設。元は高級美術瓷厂,1966年に現在の名前。
景德鎮市宇宙瓷厂:
元は建国瓷厂の小会社。1954年設立
景德鎮市東風瓷厂:
前身は是裕民陶瓷股份有限公司,
1956年は第一瓷厂と呼ばれ、1958年、第八、第十八と第十九瓷厂を合併、設立。
景德鎮市光明瓷厂:
1961年紅旗瓷厂の一部から独立。
景德鎮市景興瓷厂:
1961年設立
景德鎮市新華瓷厂:
人民瓷厂の一部から独立。
「十大瓷厂」は倒産したが
その時代に育った陶芸家や技術者が
今景徳鎮の各業界で活躍している。