新作コスメを片手に「バズらせます!」——タイムラインに自撮り、ハッシュタグ、リンク。
フォロワー数は“XXXX”表示、ストーリーズでは毎日「重大発表」。数字が景気よく並ぶと、“影響力=フォロワー数”に見えてきます。
企業案件っぽい投稿も増えて、なんとなく「この人すごいのかも」。
でも現実は、再生回数の山は一瞬、コメントは「かわいい」「最高」ばかりで購入や継続視聴にはつながらない。
PR表示が曖昧で視聴者が離れ、アルゴリズムの波が引くと同時に静かになる。フォロワーは多いのに、イベントを開くと来場は友だち数人だけ——そんな“見かけ倒し”もあるあるです。
本物の影響力は、数字より「行動の変化」を生む力。一次情報を掘り、体験を検証し、聞き手の悩みを解像度高く解く。地味でも、透明性と継続で“またこの人から買う/学ぶ”を増やすほど、遅れて効くエンゲージが積み上がります。
✅ よくある「自称インフルエンサーあるある」:
・ハッシュタグを大量投下して“拡散”気分
・フォロワー数を語るが、いいねと会話は少なめ
・毎週「重大発表」→実は普通の告知
・PR表記が小さすぎて炎上未満のモヤモヤ
・流行の言い回しをコピペ、一次情報は薄め
・数字が落ちると“アルゴのせい”で総括しがち
❌ 実際は…:
・影響力=フォロワー数ではなく「再購買・来場・行動変容」
・信用は“何を言うか”より“どう検証したか”で決まる
・PRは明示のほうが長期エンゲージが伸びる
・ニッチ×継続×双方向が伸びやすい(濃い常連が核)
・再生の山より、安定した保存/送信/指名買いが強い指標
・アルゴより前に、企画→検証→改善のループが効く
利益になるまでっまぁ苦労はするよ:
鍵は「小さく深く、透明に」。
テーマをひとつに絞り(例:敏感肌×ドラコス検証)、“使い方・失敗・比較”を一次情報で提示。
ビフォーアフターは条件を開示し、PRは冒頭明記+評価基準も公開。
コメントは24h以内に丁寧返信、月1で「学びの総括」「買ってよかったTOP3」を定点発信。オフライン(ミニ勉強会、試用会)で“会える価値”を作ると、アルゴに左右されない面積が増えます。
数字はスナップショット、信頼は長編小説。速いバズより、遅く強い関係が最後に勝ちます。
