川辺の青空、買い出し袋いっぱいの食材、炭と網とワクワク。「切って焼いて食べるだけ!」
と始めたはずが、最初の山は“火起こし”。着火剤が弱くて団扇でゼーハー、逆に炎が強すぎて表面だけ真っ黒。ようやく焼けたら、最初の一皿は焼いた人が食べられない。
塩コショウはどこ?トングは生肉用と食材用が混ざって阿鼻叫喚。氷は早々に溶け、飲み物は常温、焼きそばのタイミングでガス欠(または炭切れ)。
片づけは「誰が油受け?」「灰はどこに?」で時間切れ——これ、BBQあるあるです。
実は“味”の9割は、火力の設計と動線の整理で決まります。うまいBBQは料理スキルより“役割分担と順番の設計”。
✅ よくある「BBQあるある」
・着火に30分、最初の肉は炭の味
・焼き担当が食べ損ねる/飲み損ねる
・トング・皿・まな板が生/加熱で混線
・塩・タレ・キッチンペーパーが行方不明
・氷が最初の1時間で消える
・最後に網が地獄、油の片づけで日没
❌ 実際は…(これで劇的に変わる)
・火は「弱の炭床」「中の主戦」「強の焼き締め」の3ゾーン
・役割は「火番」「焼き」「配膳」「飲み物」「記録(写真/タイム)」の5つ
・トングは色分けで“生専用/焼け専用”を明確化
・塩・タレ・紙は“腰ポーチ or 小籠”に固定配置
・クーラーは“氷+塩+凍らせたペットボトル”の三段保冷
・片づけは“アルミ受け皿→キッチンペーパーで油固め→灰は完全消火”の順
段取りのコツはね、、:
到着→まずテーブルと動線を“川→グリル→配膳→食卓”の一直線に。火起こし中に野菜・肉を“厚さ別”にトレー分けし、早焼け(薄切り/串)から回して全員に1周目を早く配る。
主戦ゾーンは“肉→野菜→海鮮→焼きそば”の順で匂い移りを防止。
飲み物はクーラーを二層化(上:すぐ飲む、下:ストック)し、補充係が15分おきに巡回。写真は“最初の一口”“焼き色アップ”“全員の乾杯”“自然の引き画”の4カットを押さえれば、食べ逃しなし。撤収は30分前宣言→“洗い物/灰/食材チェック”に分かれて同時進行、忘れ物はトレーの角に集約。ここまで決めておけば、味も段取りも“うちら最強”になります。
あなたの班では、火起こしの神ワザや鉄板レシピ、片づけを早く終わらせる裏ワザって何かあります?
次の川辺BBQで真似したくなる一手、さりげなく教えてください。