大晦日は家族そろってコタツ、みかん片手に紅白歌合戦。
名曲にうなずき、若手に驚き、最後は感動のフィナーレで年越し——

そんな“日本の年末の正解”を、誰もが一度は思い描きます。

今年の出場者をチェックして、
「この人まだ出るんだ!」
「え、もう紅白?」
とツッコミを入れつつ、知ってる曲が何曲あるかで密かに年齢を測る。
推しが出る年は、開始10分前から正座待機。
親世代は演歌ゾーンで急に饒舌になる。

——ここまでは、あるある。

現実は、テレビはついているけど、
主役はカウントダウンでも歌でもなく「ながら作業」。

おせちの仕込み、年越しそばのタイミング調整、
親戚LINEの返信、洗い物、風呂の順番調整。
気づけば歌はBGM化し、
「あ、この人もう歌い終わった?」と画面を見る。

後半になるほど眠気が勝ち、
演歌なのかバラードなのか区別がつかなくなる。
フィナーレ直前、誰かが言う。

「結局、ちゃんと見た?」

 

 

✅ よくある「紅白歌合戦あるある」:
・最初は真面目に見るつもりで座る
・出場歌手の半分くらいで「誰?」が始まる
・知ってる曲だけ急にテンションが上がる
・演歌ゾーンで祖父母が急に解説者になる
・トイレに行ってる間に目当ての歌手が終わる
・SNSで「紅白見てる?」を確認する
・審査結果より年越しそばの伸び具合が気になる
・歌より衣装の話題で盛り上がる

 

 

❌ 実際は…:
・最初から最後まで集中して見る人は少数派
・紅白は“年末作業用BGM”になりがち
・感動枠はCMや家事で分断される
・家族全員の好みが一致する時間はほぼない
・後半の記憶は翌朝ほとんど残っていない
・「今年も見た気はする」が正確な感想

 

 

ある人の話。

「毎年“今年こそちゃんと紅白見る”って言うんです。
でも気づいたら、歌よりも
“誰がみかん補充するか”の会議が一番白熱してて。
あれ、主役は紅白じゃなくてコタツですよね(笑)」

紅白歌合戦は“鑑賞番組”というより“年末の環境音”。
全部覚えていなくても、
画面に流れているだけで「今年も終わるな」と思える装置。

最初の一曲を聴き、
どこかで聞き流し、
最後の拍手で「あ、年越すな」と感じる。

それで十分なのかもしれません。

あなたの「紅白あるある」はどれでしたか?
推しを見逃した話、
気づいたら寝落ちしていた話、
「この人だけは毎年見てる」という定番枠。

今年もまた、
“ちゃんと見たかどうか曖昧なまま”、
紅白と一緒に一年が終わります。