2月22日(金)の午前中、宮本輝『泥の河』の舞台である、土佐堀川と堂島川が合流するあたりのエリアを歩いてみた。

 

戦後間もなくの昭和30年ごろ、このあたりには上流の淀屋橋の方に向かって小さな民家が連なっており、夏には多くの釣人たちが集まり、川を見ればポンポン船がひねもす行き来していたような場所…だったらしいが、現在ではだいぶ様変わりしてしまっていた。

 

土佐堀川の上流側を眺めた景色。画面奥が淀屋橋方向。

 

 

『泥の河』の碑は「やなぎ食堂」のあったという端建蔵橋ではなく、その一つ上流側の湊橋の南詰にあった。ようやく見つけた『泥の河』の碑も、大きな車道の脇にポツンとあるような感じ。当時の名残を残しているのは、もはやほとんどが観光用と思われるポンポン船たちと、大阪湾から遡ってきたのであろう、ほのかな潮の香り。

 

 

碑の付近にあったポンポン船(乗り場には「ポンポン船」と書いてあった)。おそらく観光用。

 

 

碑のあったあたりの頭上には阪神高速が。

 

 

えーっと、湊橋北詰…になるのかな? 落語家と一緒に乗って回るツアーの看板があった。

 

 

 

端建蔵橋南詰。ひたすらでかい道路。

 

 

端建蔵橋北詰付近。阪神高速入り口付近にあった。共同荷…。下の方が埋まってしまっている。

 

 

端建蔵橋南詰付近から上流方向を臨む。

 

 

さっきのポンポン船乗り場を端建蔵橋南詰付近から見るとこんな感じ。

 

 

水鳥(名前がわかりません)がちらほら。

 

 

中之島の突端。右後ろから堂島川が、左後ろから土佐堀川が合流し、安治川となって大阪湾に注ぎ込む。ここから大阪湾はさすがに見えないけど潮の香りはする。

 

 

端建蔵橋…北詰? 撮った時系列的にそうだとは思うがちょっと自信なし。

 

 


船津橋北詰。付近には鰻の香りが漂っていた。どこの店なのかはわからず。

 

 

この無機質ともいえるような風景が、物語を読んでから見ると実に味わい深い風景に変わるのがなんとも面白い。