膝関節の伸展制限の原因として考えられる部位は?
- 後方の関節包
- 大腿二頭筋長頭
- 半膜様筋
- 半腱様筋
- 腓腹筋
- 筋間の癒着
- パテラの動き
- 膝蓋下脂肪体、膝蓋上嚢
この辺りの部位が原因となることが多いと思うのでチェックしてみましょう。アトラスとか解剖をみて頭に入れて、健側と患側を比較しながら硬さや滑走性の確認をしましょう。
伏臥位がみやすい!必ず足関節の影響を除いて
伏臥位は後方の筋の走行や、組織をみながら硬さや伸張性の確認ができるのでみやすいと思います。
ポイントは、プラットフォームや昇降台で評価するときに足関節を台の外に出してもらうことです。足趾がベッドに接してしまうと足関節の影響があるので足関節が柔らかい方でなければ完全伸展まで評価できません。
しっかり足関節の影響を除いた環境で伸展方向に伸張していき、どの部位の硬さによって制限が生じているのか確認しましょう。
大腿二頭筋の硬さ、伸張性低下に対する治療
大腿二頭筋長頭の硬さ、伸張性低下で膝の伸展制限が生じている方は結構いらっしゃると思います。その改善方法です。
- ホットパック、超音波療法
- 筋硬結に対して、トリガーポイント療法やリリース
- 持続ストレッチ
- 低負荷の運動
まずは、温熱療法で血流を良くします。初めは表層の皮膚や軟部組織から硬くなっていることが多いので、そちらを緩めてから行います。
大腿二頭筋を触診していって、特に硬い部位から圧迫していきます。数秒圧迫すると筋が緩んできますので、緩むのを確認できたら他の部位を行います。
ある程度、硬さが改善してきたら、筋繊維をほぐすような感覚でリリースしていきます。筋をこするような感覚で行います。だいぶ硬さが取れてきたら、硬さの左右差を確認します。健側と比べて硬い部位があれば、そこに対してまたリリースします。
大腿筋膜張筋、腸頚靭帯、外側広筋と癒着している部位もよくあるので、筋が接している部位を触って硬さがあればそこはしっかりはがすようにしてください。
硬さが取れたら、持続ストレッチを行います。目安は30秒×3セット。大腿骨が固定され、脛骨がしっかり滑っているか確認しながら行います。しっかり固定されていないと大腿二頭筋がうまく伸張されないので注意してください。
大腿二頭筋がしっかり伸張されているか、触診するのと、伸張感はどうか感じながら、患者さんにも伸張感を確認しながら行いましょう。
ストレッチまで終わったら、最後に軽く筋収縮を入れます。硬くなっていて滑走性が低下しているので、滑走性改善のために行います。低負荷でアシストしながら膝の屈曲運動を行ってもらいましょう。
解剖学、触診が大事
筋の走行が頭に入っていて、触診がしっかりできれば必ず改善できます。
解剖学、触診技術が大事ですね♪( ´▽`)
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