傷付けられたものは牙を剥いた
大事なものは無くなった
そこには悲しみだけがあった
悲しみは人の心を硬くする
硬くなった心はぶつかりあう
心と心がぶつかって
残るのはまた悲しみだけ
幸せな時を振り返ればほんの僅かで
これから先続いていく険しい道
傷を負ったものは助けてはくれず
傷付けたものは一人で歩く
なぜ
どうして
一人なのか
ずっと一緒だと誓ったのに
約束は気紛れに裏返る
牙を剥くなら、闘うべきか?
傷付けた心は独り彷徨う
寄る辺も無く
目の前の一人と一人
不安と後悔
それだけの事を、私はしたのだ。
だけど。