皆さん、こんにちは、CoCoLoスマイリング/代表・北澤です。
さて、今日の話題について。基本的に政治の話題には触れないようにしていますが、「TOC」を学ぶ皆さんなら分かると思います。これぞ、行政における典型的な「手段の目的化」であることを。その典型例こそが「デジタル庁」の設立です。確かに、色々なきっかけで「いかに日本の情報化が進んでいないか」が浮き彫りになりました。しかし、組織を創ることで本当に問題は解消されるのでしょうか?答えは、もちろん「NO」です。
https://www.msn.com/…/%e3%83%87%e3%82%b8%e3%82…/ar-BB19k3hc…
記事をご覧頂くと分かりますが、全て「手段」しか記載されていません。「行政の縦割りを打破し…」なんて、誰でも言える「中身のない言葉」です。「誰にとって、何が望ましい姿なのか?」「何が嬉しくなるのか?」という観点に立つと、今ある組織や機能で十分に対応できます。その上で、自分達で決めた省内規制・制約条件・前提条件に縛られ、勝手な思い込みで縦割りの仕事をしてことを、壊せば良いだけのはずです。
しかし、自治体でも民間企業でも、良く「それが難しいんだよ…」という方がいますが、「それは本当です?」「どうすれば制約条件を無くせますか?」と真剣に向き合って、出来るようにするための議論をしてきたでしょうか?さらに、突破するために、「共通目標を作って、仲間で取り組んでみた」でしょうか?最初から「出来ない理由を挙げる癖」や「認知バイアス」が付いていることに気付き、一度シンプルに考えてみることが大切ではないでしょうか。
ここで改めて、(リブログした)米国ユタ州で数多くの実績を上げてきた「クリステン・コックス女史」による「行政をダメにする7つの誘惑」を是非ご覧下さい。とても真を突く内容ではないでしょか。